室内で植物を育てるときに、必須となるのが「鉢受け皿」。
ですが、
観葉植物の受け皿のおすすめってある?選び方にもコツがあるのかな?
という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、観葉植物のおすすめ受け皿5選や失敗しない選び方、使い方のコツ、疑問への回答までご紹介します。
「受け皿のことをよく知って、観葉植物を元気に育てたい!」というときは、ぜひご覧ください。
観葉植物のおすすめ受け皿5選!
まずは、観葉植物のおすすめ受け皿5選のご紹介です。
観葉植物の”おしゃれな受け皿”おすすめ3選!
観葉植物のおしゃれな受け皿のおすすめは、こちらの3つです。
おしゃれなおすすめ受け皿①:パピエ エコプレート(八幡化成)
おしゃれな観葉植物の受け皿のおすすめ1つめは、八幡化成の「パピエ エコプレート」です。
プラスチック雑貨製品の製造・販売を行う八幡化成。
自然素材(木紛)を使用した「アーブル」、古紙素材(紙)を使用した「パピエ」シリーズが人気です。
おすすめする「パピエ エコプレート」は、古紙を使っているので、1つ1つ風合いが異なります。
安っぽくなりがちなプラスチック素材ですが、紙の優しい質感によって、高級感すら感じます。
ぜひ「パピエ エコポット」と合わせて使ってください。
おしゃれなおすすめ受け皿②:ボタニープレート(リッチェル)
おしゃれな観葉植物の受け皿のおすすめ2つめは、リッチェの「ボタニープレート」です。
園芸用品などの企画・製造・販売を行うリッチェル。
デザインの良いプラスチック鉢を、多く販売しています。
おすすめする「ボタニープレート」は、プラスチックに自然素材を混ぜ合わせ、高いデザイン性を実現した受け皿です。
上部の直径が小さい独特の形で、デザイン性の高さも特徴。
底が深く、水がしっかり溜まるので、実用性もバッチリです。
また、色合いやデザインはリッチェルのボタニーシリーズの鉢にピッタリ。
ぜひ「ボタニープレート」と「ボタニーシリーズ」を合わせて使ってください。
おしゃれなおすすめ受け皿③:ラウンドトレイ(SPICE OF LIFE(スパイス))
おしゃれな観葉植物の受け皿のおすすめ3つめは、SPICE OF LIFE(スパイス)の「ラウンドトレイ」です。
ラウンドトレイは、雑貨メーカーの「SPICE OF LIFE(スパイス)」が販売する受け皿(プレート)。
ブリキで作られており、長く使い込んだような風合いが特徴です。
トレイ自体がオシャレですので、観葉植物だけでなく、ボタンや小物などを置く飾り皿にも使えます。
大型の観葉植物の受け皿おすすめ2選!
大型の観葉植物の受け皿のおすすめは、次の2つです。
大型の観葉植物のおすすめ受け皿①:排水できるプランタートレー10号用(無印良品)
大型の観葉植物の受け皿のおすすめ1つめは、無印良品の「排水できるプランタートレー10号用」です。
内蔵トレーに水を溜めて、カンタンに捨てることができます。
さらになんと、底にはキャスター付き。
耐荷重は30kgで、重い大型観葉植物もラクに移動できます。
デザインも良いので、このまま使ってもいいですし、専用の「巻きつけるプランターカバー」を使えば、さらにおしゃれになりますよ。
ただし、同型の「排水できるプランタートレー8号用」には、キャスターがついていません。キャスター付きをご希望なら、10号用を購入しましょう。
無印のトレーについては、こちら↓のインスタにて動画でご紹介しています。
大型の観葉植物のおすすめ受け皿②:ポットキーパー(コッテ)
大型の観葉植物の受け皿のおすすめ2つめは、Cotte(コッテ)の「ポットキーパー」です。
構想から完成まで、5年もの歳月がかかったそう。
キャスターはついていませんが、こちらもトレーを内蔵し、たまった水をラクに捨てられます。
引き出した勢いで水がこぼれないよう、トレーには特殊な加工が施されています。
前項でご紹介した「無印良品のトレー」よりも、サイズは小さめで、耐荷重は15kgまで。
デザイン・雰囲気も異なるので、好みで選んでみてください。
製品のくわしい説明は、こちら↓のCotte(コッテ)公式動画をどうぞ。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「受け皿」人気ランキング
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「受け皿」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの受け皿がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
【観葉植物の受け皿】失敗しない選び方のコツ
次に、観葉植物の受け皿の失敗しない選び方のコツをご紹介します。
◆受け皿のほかに「観葉植物を育てるときにそろえてほしい道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【観葉植物】室内で育てるときに必要なもの!」
〈選び方のコツ①〉できるだけポットと受け皿をセットで選ぶ
受け皿の選び方のコツ1つめは、「できるだけポットと受け皿をセットで選ぶ」です。
多くの鉢(ポット)メーカーが、デザインの統一された受け皿を用意しています。
このポットと受け皿を合わせて購入して使うことで、上画像のように「デザイン」・「色」・「質感」がピッタリのセットになるんです。
セットのポット・受け皿を使うと、インテリアとしても部屋に馴染みやすくなります。
ところがポットと受け皿を別々に買うと、「デザイン」・「色」・「質感」が違うため、下画像のようにとても違和感が。
セットでないポット・受け皿を使うと、統一感がないため、インテリアとしても落ち着きません。
ポットを購入するときには、ぜひ合わせて受け皿も買ってしまいましょう。
〈選び方のコツ②〉大型の観葉植物では「排水トレー」・「キャスター」がつくと便利
受け皿の選び方のコツ2つめは、「大型の観葉植物では『排水トレー』・『キャスター』がつくと便利」です。
大型の観葉植物であっても、受け皿に溜まった水は捨てる必要があります。
またエアコンが直接あたらない場所になど、移動もたびたび発生。
こんなとき大型の観葉植物は、重さがネックになります。
でも『排水トレー』・『キャスター』があれば、この問題は解決。
そのため、両方の機能を備えた、前述の「排水できるプランタートレー10号用(無印良品)」がおすすめなんです。
少しでもラクに観葉植物を管理するために、こういった便利な道具を選びましょう。
【観葉植物の受け皿】失敗しない使い方のコツ
次に、観葉植物の受け皿の失敗しない使い方のコツをご紹介します。
〈使い方のコツ①〉受け皿に溜まった水は必ず捨てる
たま~に、
観葉植物の受け皿って、水を溜めるためにあるんですよね?だから、水を溜めてていいんですよね?
こういう方がいるんですが、大間違いです。
受け皿に溜まった水は、必ず捨ててください。
水が溜まっていると、いつまでも鉢土に含まれた水分が乾きません。
すると根が呼吸できないため、「根腐れ」を起こし、観葉植物は枯れてしまいます。
じゃあ、「受け皿はなぜ必要なのか?」というと、水やり後に鉢底穴から水がしたたるのを防ぐため。
受け皿を使う意味をよく確認し、植物が枯れてしまうことを防ぎましょう。
〈使い方のコツ②〉受け皿なしで「通気性を良くする」という方法も
前項でご紹介したように、受け皿は「底の穴から水が滴るのことを防ぐ」ためのもの。
ですから、鉢土から水が垂れなくなれば、受け皿はナシでもOKです。
なお、受け皿を使わずさらに下画像のようなラックに鉢を置くと「鉢内の通気性が良く」なります。
すると、次のようなメリットが。
- 鉢土が乾きやすくなる
→「根腐れ」して枯れる可能性が低くなる - 根が酸素を取り入れやすくなる
→植物の生長が促進される
「どうしても根が黒くなって枯れてしまう(根腐れ)」という方は、ぜひ一度「受け皿ナシ」を試してみてください。
受け皿のことがわかったら、育てたい観葉植物を園芸店やネット通販などで探してみましょう。
おすすめの通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
(↑観葉植物の品ぞろえが国内最大級の通販サイトです) - 「自分にピッタリな植物を知りたい」ならAND PLANTS
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「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーン人気おすすめ品」をどうぞ!
「観葉植物の受け皿」の疑問に回答します
記事の最後に、「観葉植物の受け皿」についての疑問に回答します。
〈疑問①〉大型の観葉植物では受け皿に溜まった水をどう捨てるの?
大型の観葉植物をプレゼントされたんだけど、やっぱり受け皿の水は捨てなきゃいけないの?いったいどうやって水を捨ててるの?
たしかに大型の観葉植物では、ミニ観葉のように「鉢を持ち上げて水を捨てる」ことも大変。
ですが受け皿の水は捨てなくてはいけません。
そこで、次のような方法がおすすめです。
方法①:タオルやスポイトなどで水を吸い取る
まず1つめは、次のような道具で、受け皿に溜まった水を吸い取って捨てる方法です。
- タオル
- スポンジ
- スポイト
とはいえ、毎回吸い取るのは大変…。
そこで次項の「方法②」を基本として行って、たまにあげる「たくさんの水やり時」には、上記の道後を使ってみてください。
方法②:受け皿にたまる水が少なくなる水やりを行う
2つめは、受け皿にたまる水が少なくなる水やりを行う方法です。
つまり「必要最小限だけ水を与える」ということで、手順は以下のとおり。
- 観葉植物の土が乾いたら、目盛りがついた水差しを使って少しずつ水やりする
(1箇所だけではなく、鉢土の表面全体に水やりすること) - 鉢の底から水が出たところで水やりをストップ
- ストップしたときの水の量をメモしておく
- 次の水やりでは上記3でメモした量の水だけ与える
ただし月に1度くらいは、たくさんの水で「底から水が出る」を2回はくり返したいところ。そのときは、上記の方法①で水を吸い取ってください。
方法③:出し入れできる排水トレーがついた受け皿を使う
3つめは、出し入れできる排水トレーがついた受け皿を使う方法です。
個人的にはこれがイチバンのおすすめ。何よりラクチンです。
前述した「排水できるプランタートレー10号用(無印良品)」なら、排水トレーだけでなくキャスターも付いており、移動もラクラク!
耐荷重は「30kg」ですので、かなり大きな観葉植物にも使えておすすめです。
〈疑問②〉鉢カバーを使っていれば、受け皿は必要ない?
観葉植物に、鉢底に穴がない鉢カバーを使ってるんだけど、これなら受け皿は必要ないかな?
「鉢カバー」とは、鉢底に穴があいていない、植物の鉢やポリポットがそのまま入る大きめの容器のことです。
植物のインナーポットを隠す目的で使用し、デザイン性が高いものが多い点も特徴。
そして「鉢カバーで受け皿が必要かどうか」は、鉢カバーの材質によります。
- プラスチックなど水を通さない材質→受け皿は必要ない
- 不織布など水を通す材質→受け皿は必要
ただしプラスチック製の鉢カバーであっても、サイズが大きときは受け皿を使うと、排水がラクチンです。「必ずこうする!」といったルールはな無いので、管理しやすい方法を選びましょう。
◆「鉢カバーの選び方とおすすめ品」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢カバーのおすすめを紹介!選び方も紹介」
〈疑問③〉受け皿に溜まるほど観葉植物に水をあげていないなら、受け皿は必要ない?
毎回、受け皿に溜まるほど、観葉植物には水をあげていないんですけど…。これなら受け皿は必要ない?
これは水やりの方法が間違いです。
水やりの基本は「毎回、鉢底から水が出るほどたっぷり与える」こと。
受け皿に水が溜まらないようでは、水の量が少なすぎです。
このまま育てると、近いうちに「水涸れ(水が足りない状態)」で枯れるでしょう。
水やりの方法をよく学んで、受け皿をしっかり使って、植物を育ててください。
◆「水やりの方法やおすすめの道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
〈疑問④〉旅行などで何日か家をあけるときは、受け皿に水を溜めておくといいってホント?
今度、旅行で何日か家をあけるんだけど、観葉植物には受け皿に水を溜めておくといいってホント?
これはホントです。
次のような対応をすれば、春~秋に4~5日留守にする場合でも、観葉植物はもってくれます。
- できるだけ涼しく、日が当たらない北向きの部屋で、換気用の小窓を開いておけるところに植物を移動する
- 出かける日の朝にたっぷり水やりをし、新聞紙を濡らして鉢土を覆う
- 受け皿に3センチほど水をためておく
ただし、これはあくまで応急処置。
帰宅したらすぐに受け皿の水を捨て、新聞紙をはがし、いつもの場所に戻してください。
まとめ:受け皿の使い方・選び方を知って、観葉植物を元気に育てよう
この記事では、観葉植物のおすすめ受け皿5選や失敗しない選び方、使い方のコツ、疑問への回答までご紹介しました。
じつはなかなか奥が深い「受け皿」。
ぜひ記事を参考に、受け皿の使い方・選び方を知って、観葉植物を元気に育てましょう。
「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーンのおすすめ通販サイト」をどうぞ!
”毎日の作業風景”をご紹介しているAmebaブログ↓も、ぜひご覧ください。
◆「観葉植物の情報全般」は、記事「観葉植物まとめ」にまとめています。
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 上田善弘・著『園芸「コツ」の科学』講談社