はじめて観葉植物を買うんだけど、育てるときに必要なものって何だろう?
育てはじめて半年くらい経つけど、そろそろ植え替えしたほうがいいのかな?どんな道具があるといいの?
といった疑問をお持ちの方はいませんか?
ホームセンターや園芸店、100均などでもたくさんの道具が売られているので、「一体どれが必要なの?」と迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、観葉植物を室内で育てるときに”必要なもの”を、初心者・中級者・上級者ごとにわけて、おすすめ品と一緒にご紹介します。
「必要な物を知って、元気に観葉植物を育てたい」というときは、ぜひご覧ください。
◆観葉植物には「幸せになる・生産性が高まる」など、たくさんのメリットが。ぜひ、観葉植物のおすすめ通販サイトで購入して、育ててみましょう。
◆「暮らしに癒しが欲しい!」というときは、記事「おすすめ”花の定期便”を紹介」で”花のサブスクのおすすめサービス”をご紹介しています。
【初心者さん向け】室内で観葉植物を育てるときに必要なもの
まずは初心者さん向けの、室内で観葉植物を育てるとき必要なものをご紹介します。
◆「観葉植物を購入後にやること」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の購入後にやると良い4つのこと!水やり方法や虫がいたときの対処も解説」
初心者さんは「観葉植物・サスティー・水差し」があればOK
初心者さんは「観葉植物の苗・サスティー・水差し」があればOKです。
この3つをそろえれば、とりあえずは観葉植物の育成を楽しめます。
ほかの道具は、必要だったらその都度購入していきましょう。
以下では「観葉植物の苗・サスティー・水差し」を、くわしく解説します。
観葉植物の苗
まずは観葉植物の苗を購入しましょう。
購入におすすめのお店はこちら。
- 園芸店・花屋
- ネット通販サイト
おすすめする理由は、
①元気な苗に出会える確率が高く、
②育て方を教えてくれる確率が高い
ため。
ただしそのためには、良い「園芸店・花屋」・「ネット通販サイト」を選ぶことが大切です。
良いお店の選び方は、記事「【失敗したくない初心者さん向け】観葉植物はどこで買うといい?」でくわしくご紹介しています。
またお店では、「状態のよい苗」を選ぶことも重要。
次のポイントをチェックして、元気で状態のよい観葉植物を購入しましょう。
- 全体的に勢いがあり、元気がある
- 茎や枝が密にしげり、全体に形がよい
- 葉や枝などに害虫がついていない
- 葉の色がイキイキして、株元の葉や葉先が枯れていない
- 株がグラグラしない
(くわしくは記事「失敗しない観葉植物の買い方を紹介!」を参照)
◆観葉植物の「初心者におすすめの種類」・「大型でおすすめの種類」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【初心者におすすめ】室内で育てやすい観葉植物はこちら!」
・記事「【大型の観葉植物】おすすめはコチラ!」
底に穴があいた鉢なら「受け皿」も購入しましょう
観葉植物を購入したら、鉢の底を確認してください。
鉢底に穴があいているときは、「受け皿」を購入しましょう。
受け皿とは、鉢の下に置き、水やり時の水をためるもの。
ダイソーなど100均にも安く売っていますので、はじめはそちらでOKです。
ただし「中級者さん向け」で後述している「植え替え」するときは、できれば鉢とおそろいのデザインの良い受け皿を購入することをおすすめします。
なお、底に穴があいていない鉢(これが「鉢カバー」で、くわしくは後述)のときは、なかにポリポットなどが入っているはず。水やりは、ポリポットを鉢カバーから出して行いましょう。
◆「受け皿の選び方や使い方」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ受け皿5選!失敗しない選び方も」
サスティー(水分チェッカー)
サスティーとは、水やりのタイミングを「色の変化」で教えてくれる水分チェッカーです。
キャビノチェ株式会社が開発し、国内外売上げ200万本という「水分チェッカー」の代表的なアイテム。
つねに鉢土に挿しておき、水が足りているなら「青」、乾いたら「白」で土の状態を教えてくれます。
初心者さんでも、サスティーを使えば安心!ただし、使い方にちょっとしたコツが必要なので、ぜひ記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順を紹介!」をチェックしてください。
水差し
水差しとは水やり道具のひとつで、「ジョーロの小さいもの」です。
室内で観葉植物を育てるときは、ジョーロではなく水差を選びましょう。
「ミニ観葉」などサイズが小さい鉢なら、こちら↓のプッシュタイプを使いましょう。
水差しのおすすめはこちらです。
◆「水やりの方法」・「水差しのおすすめ品や選び方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
・記事「観葉植物におすすめのおしゃれな水差しはコチラ!選び方や使い方も解説」
【中級者さん向け】室内で観葉植物を育てるときに必要なもの
次に中級者さん向けの、室内で観葉植物を育てるとき必要なものをご紹介します。
〈中級者さん向け①〉植え替え(鉢替え)道具一式
中級者さん向けで必要なものは、観葉植物の「植
え替え(鉢替え)道具一式」です。
「植
え替え」とは、古い土を落として傷んだ根を取り除き、新しい土を使って植えつける作業。
「鉢替え」とも呼ばれます。
おもに、鉢のなかで根が育ちすぎた場合に行います。
これは、根が育ちすぎた状態で植物を育てると、根が水を吸えず株が傷んでしまうため。
お店に売っている観葉植物でも、すでに根が育ちすぎているものも。そ~っと、ポットから株を抜いてみて、根がまわっていたら「植え替え」が必要です。くわしくは、記事「観葉植物の植え替えのやり方を解説!」をご覧ください。
適切な時期に、適切なやり方で植え替えを行いましょう。
「植え替え」に必要な道具一式は、次のとおりです。
- サイズに適した大きさの鉢
- 専用の培養土
- 鉢底石
- 割り箸
- スコップ
- 鉢底ネット
- 芽切りハサミ(園芸ハサミ)
◆「植え替えに必要な各道具の使い方やおすすめ品」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢のおすすめを紹介!種類や選び方も解説」
・記事「観葉植物におすすめの土を紹介!「団粒構造」の特徴や選び方も解説」
・記事「観葉植物に鉢底石(ゴロ石)はなぜ必要なの?使う量や選び方、代用品も紹介」
〈中級者さん向け②〉肥料
肥料とは、植物が育つときに必要な栄養分のこと。
観葉植物では、花や野菜ほど肥料が必要ではありませんが、与えれば葉がツヤツヤになり元気に育ちます。
固形や液体、有機や化成などたくさんの種類があって分かりづらいですが、室内で観葉植物を育てるときは、こちらがおすすめ。
- 化成の固形肥料(生育期に与える)
- 化成の液体肥料(生育期に2週間に1度ほど与える)
固形と液肥をあわせて使えば、肥料をあげ忘れることもなく、植物が丈夫に育ちますよ。
ちなみに液肥は、薄めにつくって毎回与えると「前回は液肥あげたっけ?」ということがなくなります。規定の倍率が500倍なら、1,000倍にして毎回与えてください。
おすすめの固形肥料・液体肥料はこちらです。
◆「肥料のおすすめ品や与え方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ固形・液体肥料を紹介!選び方や与える時期も」
〈中級者さん向け③〉ハサミ(園芸バサミ)
観葉植物では、葉や茎を切り落としてカタチを整える「剪定」などでハサミを使います。
ハサミも種類がたくさんありますが、まずは「園芸バサミ(クラフトバサミ)」を選びましょう。
植物だけでなく、ヒモやビニール袋なども切れるので、これ1本を持っていればほかにハサミは必要ありません。
園芸バサミ(クラフトバサミ)のおすすめはこちら↓です。
◆「ハサミのおすすめ品や選び方、使い方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の剪定におすすめのハサミを紹介!選び方やお手入れ方法も解説」
〈中級者さん向け④〉霧吹き
霧吹きとは、水やり道具のひとつで、水を入れて細かい粒子にして噴射する道具です。
観葉植物の多くは、ジメジメした熱帯ジャングルが原産地のため、湿気が大好き。
湿度を上げるために、霧吹きで植物にスプレーをしてあげましょう(「葉水」といいます)。
虫や病気の予防にもなるため、観葉植物を育てることになれてきたら、霧吹きも早めに購入しましょう。
おすすめする霧吹きは、こちらの2点。
↑ロングノズルがついているので、葉が茂っている箇所にもスプレーしやすくなっています。
しかもノズルの先は上向きにできるので、葉の裏にも葉水がしやすい!
さらに「振り子ホース」なので、本体を逆さまにしてもスプレーが可能です。
↑こちらは「空中湿度を高める」ための葉水におすすめ。
5回のレバー操作で、10秒間ミストが出続けるので、観葉植物をたくさん育てている人にもおすすめです。
◆「霧吹きなど、水やりにおすすめの道具」・「葉水の効果とやり方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法や頻度も紹介」
・記事「効果的な”観葉植物への葉水”のやり方を紹介!葉水の注意点や疑問にもお答え」
【上級者さん向け】室内で観葉植物を育てるときに必要なもの
次に上級者さん向けの、室内で観葉植物を育てるとき必要なものをご紹介します。
〈上級者さん向け①〉活力剤(栄養剤)
活力剤(栄養剤)とは、植物に活力を与えたり、弱っている植物の回復をサポートするもの。
ただし、肥料のように明確な(法律などで決められた)定義はありません。
そのため製品によって、含まれる要素はさまざま。
ちなみに、肥料の違いは「チッソ・リン酸・カリ」が一定以上含まれているかどうか」です。くわしくは、記事「観葉植物の「肥料」と「活力剤(栄養剤)」の違いとは?」をどうぞ。
おすすめは、ハイポネックスの「リキダス」。
植物の生育に必要な養分の吸収を高めるコリン、フルボ酸、アミノ酸を配合し、独自配合技術によって特許を取得しています。
葉面散布もできるので、冬の寒さで元気がないときは、葉水で与えられます。
◆「活力剤(栄養剤)の選び方と使い方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ栄養剤(活力剤)はコチラ!選び方や使い方も解説」
〈上級者さん向け②〉鉢カバー
鉢カバーとは、植物をポットや鉢ごと入れる、デザイン性の高い容器。
ポットではインテリアとしてイマイチですが、鉢カバーに入れればグッとオシャレになります。
購入した観葉植物がポットに入っているときは、まず植え替えを行うべき。
ですが、植え替えに適した時期でないなら、鉢カバーに入れてデザインを楽しむのもアリです。
◆「鉢カバーのおすすめ品や選び方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢カバーのおすすめを紹介!選び方も」
〈上級者さん向け③〉リーフクリン
リーフクリンとは、住友化学園芸が販売する「葉面洗浄剤」です。
観葉植物の葉っぱは、ほこりや汚れが溜まって、だんだんくすんできます。
すると、葉を楽しむ「観葉植物の魅力」が半減してしまうことも。
そんなときにリーフクリンを使えば、下画像のように、葉の汚れをカンタンに落としてくれます。
↓
リーフクリンには「小さめの220ml」と、「業務用の480ml」がラインナップされています。
◆「リーフクリンの使い方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「葉っぱが汚れた観葉植物にはリーフクリン!使い方や注意点をご紹介」
〈上級者さん向け④〉最低温度を記録する温度計
とくに北海道・東北地方に住んでいて、冬の室温が10℃を下回ることがある方に必須なのが、「最低温度を記録する温度計」です。
観葉植物には冬越しに必要な最低温度があり、その温度を下回ると枯れてしまうことも。
温度計でしっかり管理して、寒いようなら、ヒーターを入れるなど対策を講じましょう(夏の暑さについても同様です)。
おすすめするのはこちらの2つ。
↑サーモプロのタッチパネル式の温度計。
湿度計・バックライトもついており、とても使いやすいです。
「リセット」するまでの最高・最低温度(湿度も)を記憶するので、夜のあいだに冷えすぎていないかがすぐにわかります。
↑本体で記録した温度・湿度が、アプリで表示可能。
1日の室温の推移を、わかりやすく知ることができます。
アプリ連携がちょっと分かりづらいですが、LED電球や電動カーテンともリンクできるので、使いこなすと便利ですよ。
◆「観葉植物ごとの最低温度」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所・最低温度なども解説」
〈上級者さん向け⑤〉たくさんの植物を置けるワゴン・ラック
上級者さん向けの必要なもの、最後は「たくさんの植物を置けるワゴン・ラック」です。
室内で観葉植物を育てるときは、できるだけ窓辺に置いてあげることがオススメ。
ですが部屋の都合上、窓辺に置きっぱなしにできないこともありますよね。
そんなときは、観葉植物をワゴンに置いて、カンタンに移動できるようにしましょう。
たくさんの植物を育てているなら、一気に移動できてラクに管理できますよ。
おすすめは、イケアのRASKOGキッチンワゴンです。
「観葉植物を室内で育てるときに必要な物」の疑問に回答します
記事の最後に、「観葉植物を室内で育てるときに必要な物」の疑問に回答します。
観葉植物に必要な物は、ダイソーなど100均のアイテムでもいい?
ハサミや水差しなど、ダイソーや100均で売っているけど、このアイテムを使っても大丈夫?
結論はこちら。
- 100均のハサミはおすすめしません
- ハサミ以外の道具は、デザインが気にならなければOK
ハサミをおすすめしないのは、100均のものは切れ味や耐久性がイマイチな品が多いため。
切れ味が悪いと、葉や茎を切ったときによけいなストレスを与えて、植物が弱ってしまうこともあります。
上記でおすすめしたハサミなら、1000円ほどで長く使えますので、結局はコスパが良いです。
また、ダイソーなど100均アイテムは、デザインがイマイチなものが多いのが残念。
たとえばダイソーの水差しがこちら↓。
水差しは部屋に置きっぱなしにすることが多く、インテリアのひとつと言えます。
100均製でも気に入ったデザインならいいのですが、そうでないならデザインにもこだわりましょう。
「デザインが気に入った道具」を使うと、観葉植物のお世話も楽しくなりますよ。
まとめ:観葉植物に必要なものを知って、少しずつそろえていきましょう
この記事では、観葉植物を室内で育てるときに必要なものを、初心者・中級者・上級者ごとにわけて、おすすめ品も一緒にご紹介しました。
ぜひ記事を参考に、必要な道具を購入し、観葉植物を楽しく育てましょう。
「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーンのおすすめ通販サイト」をどうぞ!
”毎日の作業風景”をご紹介しているAmebaブログ↓も、ぜひご覧ください。
◆「観葉植物の情報全般」は、記事「観葉植物まとめ」にまとめています。
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 『観葉植物百科 新装版』ブティック社