観葉植物を育てるうえで、じつは重要となる鉢(ポット)。
ですが、
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/New-file-1-3.jpeg)
鉢(ポット)にはたくさん種類があるけれど、おすすめはどれなの?
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/New-file-1-2.jpeg)
植木鉢はどうやって選べばいいの?
といった疑問をお持ちの方も、多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、観葉植物のおしゃれな鉢(ポット)の人気おすすめ品、素材や形などの種類、選び方まで解説します。
「おすすめの鉢やその選び方を知りたい」というときは、ぜひご覧ください。
◆観葉植物には「幸せになる・生産性が高まる」など、たくさんのメリットが。ぜひ、観葉植物のおすすめ通販サイトで購入して、育ててみましょう。
◆「暮らしに癒しが欲しい!」というときは、記事「おすすめ”花の定期便”を紹介」で”花のサブスクのおすすめサービス”をご紹介しています。
観葉植物のおしゃれな植木鉢の人気おすすめ品を紹介
まずは、観葉植物のおしゃれな植木鉢の人気おすすめをご紹介します。
「素材」や「形」についてくわしくは、次項で解説しています。
おすすめ植木鉢①:素材別のおすすめ品
プラスチック鉢:アートストーンプランター(dinos)
![プラスチック鉢:アートストーンプランター(dinos)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/G83019f2-1.jpg)
プラスチック鉢のおすすめは、dinosの「アートストーンプランター」です。
プラ鉢はどうしても「安っぽい」というデザインが多いなか、「アートストーンプランター」はデザイン性が高い鉢となっています。
その秘密は、樹脂にストーンパウダーを混ぜ込んだ点。
素材感たっぷりなのに、プラ鉢ですから軽量です。
室内でも映えるデザインですね。
こちら↓のダークグレーも、落ち着いた雰囲気でインテリアにピッタリ。
![プラスチック鉢:アートストーンプランター(dinos)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/G83019c1-1.jpg)
陶器鉢(化粧鉢):もえ白S(園芸ネットプラス)
![陶器鉢(化粧鉢):もえ白S(園芸ネットプラス)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/108265-1.jpg)
陶器鉢(化粧鉢)のおすすめは、園芸ネット プラスの「もえ白S」です。
釉薬のボーダーラインがうっすら入った、艶のあるデザイン。
色・形ともにシンプルなので、和・洋どんな部屋にも合います。
同デザインの受け皿がついているのはウレシイのですが、あまり水を溜めることができません。
水やりのときは、水があふれないように気をつけましょう。
![陶器鉢(化粧鉢):もえ白S(園芸ネットプラス)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/108265i5-1.jpg)
駄温鉢:駄鉢 浅型(芸陽油脂工業)
![駄温鉢:駄鉢 浅型(芸陽油脂工業)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/414FOqaj0zL._AC_-1.jpg)
駄温鉢のおすすめは、芸陽油脂工業の「駄鉢 浅型」です。
高温で焼かれているため、素焼き鉢よりも硬くて丈夫。
桟に釉薬が塗られた、駄温鉢ならではの佇まいです。
サイズは4号~12号まで揃っているので、植物にピッタリの鉢を探せますね。
![駄温鉢:駄鉢 浅型(芸陽油脂工業)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/41rcCbKL5tL._AC_-1.jpg)
木製鉢:焼杉メッシュプランター(アイリスプラザ)
![木製鉢:焼杉メッシュプランター(アイリスプラザ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/81B98wIM3DL._AC_SL1500_-1.jpg)
木製鉢のおすすめは、アイリスプラザの「焼杉メッシュプランター 深型」です。
焼杉の落ち着いた雰囲気が、植物や場所を選ばず、あらゆるシーンにマッチ。
取っ手がついているため、持ち運びに便利です。
底板には、プラスチック製の目の細かいスノコを使用。
通気性・排水性に優れています。
![木製鉢:焼杉メッシュプランター(アイリスプラザ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/81QR8jbv09L._AC_SL1500_-1.jpg)
テラコッタ鉢:テラコッタ スリムポット(charm)
![テラコッタ鉢:テラコッタ スリムポット(charm)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/w1000h1000-1-1.jpg)
テラコッタ鉢のおすすめは、charm(チャーム)の「テラコッタ スリムポット」です。
シンプルな手作りの鉢で、スリムタイプなためインテリアとしても映えます。
鉢の内側にざらつきがあるので、植物の根も張りやすい。
水やりをすると、鉢から水分が染み出て鉢の色が変化するため、味わいが出てきます。
![テラコッタ鉢:テラコッタ スリムポット(charm)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/w1000h1000-1.jpg)
おすすめ植木鉢②:形別のおすすめ品
普通鉢:陶器鉢 イオニアボウル(アールデ)
![普通鉢:陶器鉢 イオニアボウル(アールデ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/mu-cr012s_2-1.jpg)
普通鉢のおすすめは、アールデの「陶器鉢 イオニアボウルール」です。
楽天の植木鉢ランキング1位にも選ばれた、人気の高い陶器鉢。
陶土に石粉を混ぜてつくり上げ、表面はザラザラした質感です。
ホワイトは黒粒・ブラックは白粒が良いアクセントとなり、高級感もあります。
色やザラザラとした質感が統一された、受け皿がついていますので、室内でも使いやすいですね。
![普通鉢:陶器鉢 イオニアボウル(アールデ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/mu-cr012s_12-1.jpg)
浅鉢:信楽焼 植木鉢 刷毛目浅(charm)
![浅鉢:信楽焼 植木鉢 刷毛目浅(charm)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/w1000h1000-1-2.jpg)
浅鉢のおすすめは、charmの「信楽焼 植木鉢 刷毛目浅」です。
信楽焼の独特なデザインで、山野草や多肉植物などにピッタリな植木鉢。
サボテンを植えて、和風仕立てにしても楽しめます。
受け皿はついていないため、室内で使うときには、似たテイストの受け皿も探してみましょう。
![浅鉢:信楽焼 植木鉢 刷毛目浅(charm)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/w1000h1000-1-3.jpg)
深鉢:陶器鉢 オストラウンド(アールデ)
![深鉢:陶器鉢 オストラウンド(アールデ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/gpho604-1-1.jpg)
深鉢のおすすめは、アールデの「陶器鉢 オストラウンド」です。
楽天の植木鉢ランキング1位にも選ばれた、人気の高い陶器鉢。
カラーは、ツヤなしのマットホワイトで、幅広いインテリアに合わせやすくなっています。
サイズはSとMの2種類がありますので、植物に合わせて選んでみてください。
![深鉢:陶器鉢 オストラウンド(アールデ)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/gpho604-1_6-1.jpg)
スリット鉢:根張り鉢 ホワイト(大和プラスチック)
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_1656-1.jpeg)
スリット鉢のおすすめは、大和プラスチックの「根張り鉢 ホワイト」です。
モスグリーンが多いスリット鉢のなかで、少ないカラーのホワイト。
観葉植物の緑がよく映えます。
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2022/01/41frAmXvZrL._AC_SL1050_-1.jpg)
鉢のなかで、根が「サークリング状態(底をグルグル回ること)」になりにくいので、元気に育ってくれますよ。
ただし、Amazonでは3~5号サイズは割高なため、ヨドバシ.comなどでの購入をおすすめします。
おすすめ植木鉢③:デザインの良いおすすめ品
murmures Plantes 花脊(ハナセ)(ACTUS online)
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/11/2050424_main_800x800-1.jpg)
家具・雑貨・ギフトから子供用家具まで取りそろえる、インテリアショップの「ACTUS online」。
デザイン性が高い家具が多いことが特徴です。
鉢もとてもおしゃれで、おすすめは「murmures Plantes 花脊(ハナセ)」。
カタチも質感も、すごくシックです。
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/11/e4091513-1612-49ae-bb68-ca191259cd85-large-1.jpg)
「浅鉢」タイプですので、形状があわなければ「鉢カバー」として使ってもいいですね。
セルフウォータリング ポット(Nils Plojel)
![セルフウォータリング ポット(Nils Plojel)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/7350103280001_2-1.jpg)
デザインの良いおすすめ鉢の1つめは、Nils Plojelの「セルフウォータリング ポット」です。
「セルフウォータリング ポット」は、世界中から厳選されたプロダクトのなかで、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターが選定したものだけを取り扱うMoMA Design Storeで販売中。
ガラスの容器に水を入れるだけで、植物が必要な量だけ水を吸収してくれます。
![セルフウォータリング ポット(Nils Plojel)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/7350103280001_1_detail-1.jpg)
観葉植物の植木鉢のおすすめ通販サイトの紹介
![観葉植物のおすすめ通販サイトをご紹介](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/596f71046a08fd67010c3479e6362b09.jpg)
次に、観葉植物の植木鉢のおすすめ通販サイトをご紹介します。
観葉植物の植木鉢のおすすめ通販サイト
アールデ(aarde)
![アールデ(aarde)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-2021-10-20-16.48.30-Display-2-1.jpg)
観葉植物の植木鉢のおすすめ通販サイト、1つめは植木鉢とプランターの通販専門店「アールデ(aarde)」です。
常時2,000種類以上!の植木鉢を取り扱います。
流行りのポットから、アンティークな鉢、盆栽・山野草などの和の趣のある鉢まで、幅広いアイテムが揃っています。
![アールデ(aarde)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-2021-10-20-16.52.30-Display-2-1.jpg)
比較的お安い鉢もあるので、鉢を探すなら、まずは「アールデ(aarde)」がおすすめです。
ガーデン用品屋さん
![ガーデン用品屋さん](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/05/Screenshot-2021-05-05-17.59.13-Display-2-1.jpg)
ガーデニング用品、インテリア用品専門の通販ショップである「ガーデン用品屋さん」。
鉢やポットから、園芸ツール、ガーデニングウェアなどの園芸用品がそろっています。
鉢・ポットは「絵本の世界」や「古代ギリシャ&ローマの世界
」、「民族テイスト
」などのテイストわけが。
![ガーデン用品屋さん](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/05/img01-1.jpg)
室内ではなく、「庭に置く鉢を探したい」ときは、ぜひ「ガーデン用品屋さん」へどうぞ。
dinos(ディノス)
![dinos(ディノス)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-2021-10-10-10.25.44-Display-2.jpg)
カタログ通販・テレビショッピングで有名な「dinos(ディノス)」。
総合ショッピングサイトですが、園芸用品も充実しており、「ガーデンスタイリング」というページでまとめて紹介されています。
紹介されているグッズは、すべてがおしゃれ!
ガーデニング用品ですので、鉢というよりポット・プランターの取り扱いとなります。
![dinos(ディノス)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-2021-10-20-17.02.19-Display-2-1.jpg)
お値段はやや高めですが、おしゃれな道具を揃えたい方にはおすすめです。
観葉植物の鉢(ポット)の基本情報
![観葉植物の鉢・鉢カバーの基本情報と選び方](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/4167833_s-1.jpg)
次に、観葉植物の鉢(ポット)の基本情報をご紹介します。
◆鉢(ポット)のほかに「観葉植物を育てるときにそろえてほしい道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【観葉植物】室内で育てるときに必要なもの!」
観葉植物の鉢(ポット)の基本情報:鉢と鉢カバーの違い
観葉植物の鉢(ポット)とは、植物を身近で育てるために使用する容器のことです。
後述するとおり、大きさや種類もさまざまで、特性も異なります。
ちなみに鉢カバーとは、植物の鉢やポリポットがそのまま入る、大きめの容器のこと。
植物の容器(ポリポットなど)を隠すので、デザイン性が高いものが多い点も特徴です。
鉢カバーは、一般的な鉢や化粧鉢とは違い、鉢底に穴が空いていません。
「穴なし鉢」ですので、中にたまった水はその都度、捨てる必要があります。
![観葉植物の鉢・鉢カバーの基本情報](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/61RWJPmMWaL._AC_SL1200_-1.jpg)
また、鉢カバーは土を使わないハイドロカルチャーにも使用可能です。
(鉢カバーの材質にもよります)
![観葉植物の鉢・鉢カバーの基本情報](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/imgrc0069399198-1.jpg)
◆「観葉植物の鉢カバーの選び方とおすすめ品」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢カバーのおすすめを紹介!選び方も紹介」
◆「ハイドロカルチャーのおすすめ品種や育て方」・「植え替え手順」についてくわしくは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【ハイドロカルチャーの観葉植物】おすすめ品種や育て方を解説」
・記事「【ハイドロカルチャーの観葉植物】植え替え方法を解説!」
・記事「【ハイドロカルチャーの観葉植物】おすすめの肥料はこちら!」
観葉植物の鉢(ポット)のサイズ:単位は「号」
観葉植物の鉢(ポット)のサイズは、材質に関係なく、直径(口径)で決まります。
![観葉植物の鉢のサイズ:単位は「号」](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/8fa9dac0b91044c2031644ed07605b20.jpg)
鉢(ポット)のサイズの単位は「号」で、1号は3cm。
各サイズでの容量の目安は、下表のとおりです(普通鉢の場合)。
号 | 直径 | 容量 |
---|---|---|
3号 | 9cm | 0.35L |
4号 | 12cm | 0.65L |
5号 | 15cm | 1.4L |
6号 | 18cm | 2.3L |
7号 | 21cm | 3.6L |
8号 | 24cm | 5.3L |
9号 | 27cm | 8L |
10号 | 30cm | 8.7L |
11号 | 33cm | 10L |
12号 | 36cm | 14.5L |
観葉植物の植え替えなどで「ひと回り大きい鉢(ポット)に」というときは、1~2サイズ大きい鉢の使用を指します。
たとえば現時点で3号鉢を使っているなら、次は4~5号鉢を準備しましょう。
観葉植物の植木鉢の種類と特徴
次に、観葉植物の植木鉢の種類と特徴をご紹介します。
観葉植物の鉢(ポット)の種類①:素材ごとの違いと特徴
観葉植物の鉢(ポット)の種類として、まずは素材ごとの違いと特徴を解説します。
観葉植物の鉢(ポット)には、次のような素材(プラスチック・陶器・駄温鉢・木製鉢・テラコッタ)の種類があり、それぞれ特性が異なります。
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2022/03/1-1.jpg)
素材ごとの特性についてくわしくは、以下でご紹介します。
素材①:プラスチック鉢
![素材①:プラスチック鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/71NJSGodQiL._AC_SL1500_-1.jpg)
プラスチック鉢の特徴は、軽くて持ち運びがしやすい点です。
比較的丈夫ですので、少しぶつかったくらいで割れることもありません。
値段もお手頃ですので、最も普及している鉢です。
ただし通気性が悪いため、夏は鉢内が高温多湿になり、冬は鉢内が冷えて根にダメージを残すことも。
外で使用するときには注意しましょう。
素材②:陶器鉢(化粧鉢)
![素材②:陶器鉢(化粧鉢)](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/ki010-1.jpg)
陶器鉢とは、素焼き鉢の外側に釉薬を塗り、1100~1200度の高温で焼いた鉢です。
室内になじむ、インテリア性が高いデザインのため「化粧鉢」とも呼ばれます。
清潔感があり、和の雰囲気を出したいときにはピッタリ。
観賞用として、東洋ランや盆栽などによく使われます。
ただし、釉薬がかかっているため、通気性が悪いという特徴が。
また重く割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。
素材③:駄温鉢
![素材③:駄温鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/31RwCARWB5L._AC_-1.jpg)
駄温鉢とは、1000度ほどの高温で焼かれた鉢です。
桟の部分に釉薬が塗られています。
素焼き鉢よりも通気性は劣りますが、そのぶん固くて丈夫です。
素材④:木製鉢
![素材④:木製鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/71hJwAJBVDL._AC_SL1500_-1.jpg)
木製鉢とは、焼き板や防腐加工した板でつくられた鉢です。
植物と調和しやすく、デザイン性も高くなっています。
最大の特徴は断熱性の高さ。
外気温の影響を鉢内に伝えにくく、夏の暑さ・冬の寒さによる根の痛みを防いでくれます。
ただし水を含むと重くなりやすく、腐食しやすいデメリットが。
耐用年数は2~3年ほどと考えましょう。
素材⑤:テラコッタ鉢
![素材⑤:テラコッタ鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/img56244225-1.jpg)
テラコッタ鉢とは、1000度~1300度の高温で焼かれた鉢です。
もともとは「イタリア製の鉢」を指していましたが、今では「洋風デザインの素焼き鉢の総称」とされています。
ですから、本やサイトによっては「素焼き鉢」=「テラコッタ鉢」と紹介しているところも。
つくられた国や地域によって、デザインや特性(透水性・通気性)が異なります。
また、駄温鉢よりも通気性が高く乾きやすいものの、割れやすい点が特徴です。
素材⑥:素焼き鉢
![素焼き鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/31vS4CoideL.__AC_SX300_SY300_QL70_ML2_-1.jpg)
素焼き鉢とは、成形した粘土を700度で焼いて作られた鉢です。
鉢のなかで、透水性・通気性がもっとも良く、鉢土がよく乾くという特徴をもちます。
ただしそのぶん、夏は土が乾きすぎるため、水切れ(乾きすぎ)に注意が必要。
もろくて、割れやすいため、取り扱いにも注意が必要です。
◆「素焼き鉢を観葉植物に使うメリット・デメリット」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「素焼き鉢は室内の観葉植物に使える?メリット・デメリットや使うときの注意点も解説」
観葉植物の鉢(ポット)の種類②:形ごとの違いと特徴
観葉植物の鉢(ポット)の種類の2つめとして、形ごとの違いと特徴をご紹介します。
観葉植物の鉢には、大きく分けて次の3つの形(普通鉢・浅鉢・深鉢)があります。
![観葉植物の鉢の種類②:形ごとの違いと特徴](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/42cef0c632e10f011c904f7d6467b7d5.jpg)
形①:普通鉢
![形①:普通鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/31RwCARWB5L._AC_-1.jpg)
普通鉢とは、直径(口径)と深さがほぼ同じ形の鉢です。
どんな生育段階でも対応できる鉢ですので、「標準鉢」と呼ばれることも。
鉢の形のなかでは最も普及しており、さまざまな種類の素材でつくられます。
使い勝手がよく、ほとんどの植物の栽培に適しているので、鉢選びに迷ったら普通鉢を購入しましょう。
形②:浅鉢
![形②:浅鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/r170-24-1.jpg)
浅鉢とは、直径(口径)にくらべて深さが半分ほどの鉢です。
またその形状から「平鉢」と呼ばれることも。
素材が同じであれば、普通鉢よりも土が乾きやすくなります。
アザレアやサツキなど、根が浅く張る植物の育成に最適です。
また、盆栽にはよく浅鉢が使われます。
形③:深鉢
![形③:深鉢](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/t10-demgod-c22_1-1.jpg)
深鉢とは、直径(口径)にくらべて深さがある鉢です。
長鉢や腰高鉢、懸崖鉢とも呼ばれます。
根が長く伸びる品種にはピッタリ。
また、葉がスラッと伸びる植物や、樹高がタテ長の植物を植えると、スタイリッシュに見えます。
![パキラ](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/41D2yhCW7L._AC_-1.jpg)
同じ素材であれば、深いほど土が乾きにくくなりますが、そのぶん鉢底に水が停滞しやすいことに。
観葉植物の品種によっては、鉢底石を多く入れて対応しましょう。
形④:スリット鉢
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2022/01/41ShY94TbqL._AC_-3.jpg)
スリット鉢とは、側面に「スリット(slit:切れ目、割れ目)」が入った鉢のことです。
「直植えでの根の張り」を鉢でも実現するようにデザインされており、根がたくさん生えて植物が元気に育ち、通気性も良いので「根腐れしにくい」という特性も。
初心者さんには、とくにおすすめする鉢です。
![しゅう](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2020/11/syu.jpg)
僕も気に入ってよく使うのですが、残念なのは「デザイン性(形・色)がイマイチ」な点。デザインが良ければ、全部スリット鉢にしたいくらいです。
◆「スリット鉢」・「スリット鉢での土の乾き方」についてくわしくは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物でスリット鉢(根張り鉢)を使うメリットは?デメリットや特徴・使い方まで解説」
・記事「【実験結果】鉢底石あり・ナシ・スリット鉢では鉢土の乾き方はどのくらい違う?【観葉植物の土】」
観葉植物の鉢(ポット)の選び方
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/11/22901431_s-1.jpg)
記事の最後に、観葉植物の鉢(ポット)の選び方のご紹介です。
観葉植物の鉢(ポット)の選び方①:素材で選ぶ
ここからは、観葉植物の鉢(ポット)の選び方をご紹介します。
まず1つめは「素材で選ぶ」です。
素材ごとの特徴は前述のとおりで、下図のように「透水性(鉢への水のしみやすさ)」・「通気性(空気の通りやすさ)」が違います。
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2022/03/1-1.jpg)
次のようなポイントを確認したうえで、どの素材が良いか選んでみましょう。
- 観葉植物の特性(多湿が好きか、乾燥が好きか)
- 鉢を置く場所(日当たりは良いか、風通しは良いか)
たとえば乾燥を好む植物を、日当たりも風通しも悪い場所で育てるなら、プラスチック鉢を避けると育てやすいといえます。
観葉植物の鉢(ポット)の選び方②:形で選ぶ
観葉植物の鉢(ポット)の選び方、2つめは「形で選ぶ」です。
鉢の形は大きく分けると、下図のとおり「普通鉢・浅鉢・深鉢」の3つ。
![観葉植物の鉢の選び方②:形で選ぶ](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2021/10/42cef0c632e10f011c904f7d6467b7d5.jpg)
底が浅いほど「土が乾きやすい」という特徴があります。
そこで、次のようなポイントを確認して、どの形が良いか選んでみましょう。
- 観葉植物の特性(多湿が好きか、乾燥が好きか)
- 観葉植物の根の張り方(浅く伸びる、長く伸びるなど)
上記2でみると、たとえば次のような種類があります。
- 浅鉢向き:空気を好み、根が浅く張る植物(アザレア、サツキ、フウキソウ など)
- 深鉢向き:根が深く伸びる植物(シンビジウムなど)、球根に上根が出るので深く植える必要がある植物(ユリなど)
![](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2020/05/New-file-1.jpeg)
何だか難しいな…。どれを選べばいいのか、よくわからない。
というときは、その植物を購入したときに、どんな形の容器に入っていたかを思い出してください。
深鉢向きの植物なら、タテ長のポリポットなどを使っているはずです。
購入時のポットと同じ形の鉢を購入しましょう。
観葉植物の鉢(ポット)の選び方③:デザインで選ぶ
観葉植物の鉢(ポット)の選び方、3つめは「デザインで選ぶ」です。
![しゅう](https://plant-mag.com/wp-content/uploads/2020/11/syu.jpg)
個人的には、この「デザインで選ぶ」が一番重要だと考えています。
こちらの記事で紹介しているのですが、観葉植物には「インテリアとして部屋を演出できる」というメリットも。
インテリアに使うなら、やはりデザイン性が最重要。
シンプルなものから派手なものまで、さまざまな種類があるので、好きなデザインを選びましょう。
鉢の素材の違いは、育て方でだいたいはカバーできます。
(浅鉢向きの植物を深鉢で、というのはちょっとキビシイですが)
◆「観葉植物の育て方の重要ポイント」は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
・記事「観葉植物の室内での育て方のポイントを解説!」
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「鉢」人気ランキング
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「鉢(ポット)」の人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの鉢がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
まとめ:観葉植物とおすすめ鉢(ポット)で部屋を演出しましょう
この記事では、観葉植物のおしゃれな鉢(ポット)の人気おすすめ品、素材や形などの種類、選び方まで解説しました。
ぜひ記事でご紹介した鉢(ポット)を使って、観葉植物をインテリアとして部屋を演出しましょう。
ほしい観葉植物が見つかったら、園芸店やネット通販などで探してみましょう。
おすすめの通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
(↑観葉植物の品ぞろえが国内最大級の通販サイトです) - 「自分にピッタリな植物を知りたい」ならAND PLANTS
(↑”パーソナル植物診断”で、最適な植物を教えてくれます) - 「フェイクグリーンがほしい」ならプリマオンライン
(↑本物ソックリ・高品質な造花を販売するサイトです)
「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーンのおすすめ通販サイト」をどうぞ!
”毎日の作業風景”をご紹介しているAmebaブログ↓も、ぜひご覧ください。
◆「観葉植物の情報全般」は、記事「観葉植物まとめ」にまとめています。
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 園芸文化協会・著『園芸道具の選び方・使い方「コツ」の科学』講談社
- 書籍 間室みどり・著『すぐに使える!土・肥料・鉢』 NHK出版