観葉植物を購入しようとして、
はじめて観葉植物を育てるんだけど、どう育てればいいの?あと道具は何が必要?おすすめの品種はあるの?
こんな疑問をお持ちの方はいませんか?
簡単そうにみえるけれど、周りやサイトなどで「観葉植物を枯れしてしまった…」という声を聞くと、不安になりますね。
じつは観葉植物の育て方にはコツがありますし、適した道具があると育てるのもラクです。
そこでこの記事では、観葉植物のまとめ記事として、育て方のポイント、増やし方、育てるメリット、おすすめ品種などをすべてご紹介していきます。
「観葉植物の育て方を知って、新しい趣味にしたい!」というときは、ぜひご覧ください。
◆「おすすめする”花のサブスク”」は、記事「おすすめ”花の定期便(サブスク)”を徹底比較」でご紹介しています。
観葉植物とは?部屋で育てるメリット
まずは、観葉植物の基本情報と、部屋で育てるメリットをご紹介します。
観葉植物とは?インドアグリーンとの違いは?
観葉植物とは、”葉っぱを観賞して楽しむ”ための植物を指します。
品種の多くは、一年をとおして葉を落とさず鑑賞できる常緑多年草、または常緑樹。
原産地は「熱帯」や「亜熱帯地方」が中心で、野菜や花などより丈夫で育てやすい品種が多いことも特徴です。
観葉植物を英語でいうと、「house plants」や「Indoor house plants」。
また、最近よく聞かれるようになった”インドアグリーン”とは、”室内で鑑賞して楽しむ”ための植物です。
その範囲はとても幅広く、観葉植物や多肉植物、エアプランツなど、室内で育てる植物はすべてインドアグリーン。
ですので、「観葉植物 =インドアグリーンのひとつ」といえます。
◆観葉植物の育て方全般でわからないことがあるときは、こちらの記事をご覧ください。
・記事「【観葉植物Q&A】育て方全般の疑問・わからないコトにお答えします」
部屋で観葉植物を育てるメリット
部屋で観葉植物を育てることには、次のようなメリットがあります。
- 幸福度が高まる(オキシトシンが出る)
- 作業効率・生産性が高まる
- 空気を清浄化してくれる
- インテリアとして部屋を演出できる
「世話をする手間」や「虫の発生」といったデメリットもありますが、それを越すたくさんのメリットを観葉植物は持ちます。
忙しくて世話ができないようなら「フェイクグリーン(造花)の観葉植物」でも同様のメリットがありますので、ぜひ部屋に置いてみましょう。
◆「部屋で観葉植物を育てるメリット」は、記事「部屋で観葉植物を育てるメリットとは?」でくわしくご紹介しています。
◆「おすすめのフェイクグリーン」は、こちらでご紹介しています。
・記事「【フェイクグリーンの観葉植物】人気のおすすめ紹介」
・記事「”大型”フェイクグリーン(人工観葉植物)のおすすめはコレ!」
・記事「デスクにピッタリのフェイクグリーン」
・記事「オフィスにおすすめのフェイクグリーン」
・記事「おすすめの”吊るす”フェイクグリーン」
まずは「観葉植物の特性を調べる」ことから
観葉植物を購入したら(または購入したいなと思ったら)、まず「観葉植物の特性を調べる」ことからはじめましょう。
「観葉植物」とひとくくりで言われますが、特性は品種によって大きくちがいます。
たとえば、ペペロミアは多肉質で茎や葉に水をためこむため、”鉢土が乾燥してから1~2日後”まで水やりを待たないと、根腐れを起こします。
一方のアジアンタムは乾燥が苦手なため、”鉢土が乾いたらすぐ”に水やりが必要。
この2品種を同じタイミングで水やりしていたら、必ずどちらかが枯れてしまいます。
サイトや本などで、観葉植物の次のような特性を調べて、育て方に活かしましょう。
- 耐陰性(日かげにどの程度耐えられるか):ある・ふつう・なし
- 耐寒性(寒さにどの程度耐えられるか):ある・ふつう・なし
- 乾燥(乾燥にどの程度耐えられるか):強い・ふつう・弱い
◆「観葉植物の種類と特性」は、記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!」でまとめています。
◆「シーン別のおすすめ観葉植物」は、こちらの記事でご紹介しています。
・大型、初心者向け、枯れない・枯れにくい、吊るすタイプ、土を使わない、虫がわかない・わきにくい
・リビングにピッタリ、玄関にピッタリ、オフィスにピッタリ
名前(品種)がわからない観葉植物を調べる方法
雑誌などを見ていて、「あ、この観葉植物いいな!」と思っても、名前(品種)が載っていないことも多いですよね。
そんなときは、スマホのアプリ「Googleレンズ」で簡単に調べられます。
画像検索で調べられるので、知りたい観葉植物の写真や実物に、スマホをかざすだけです。
iPhoneでは、「Googleアプリ」にあるレンズマークを使用。
Androidスマホなら、「Googleレンズ」アプリを使ってみてください。
◆よりくわしい手順については、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「植物の名前がわからないときの調べ方!」
観葉植物の購入時にやってほしいこと
次に、観葉植物の購入時にやってほしいことをご紹介します。
”購入前・購入するとき・購入後”にやってほしいこと
観葉植物の「購入前・購入するとき・購入後」には、次のことをやってみてください。
育てるのが、ラクになりますよ。
観葉植物の購入前にやってほしい3つのこと
①置き場所を決めておく
②購入したいサイズを決めておく
③好みの植物を考えておく
観葉植物を購入するお店でやってほしい3つのこと
①状態のよい植物・悪い植物を見分け、いい株を選ぶ
②大きい植物はメジャーで実測する
③店員さんに「育て方のポイント」などを聞く
観葉植物の購入後にやってほしい4つのこと
①植物のふるさとや特性を調べる
②園芸用の道具をそろえる
◆「購入前・購入するとき・購入後にやってほしいこと」は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
・記事「失敗しない観葉植物の買い方を紹介!購入前・購入するときにやってほしいこと」
・記事「観葉植物の購入後にやると良い4つのこと!水やり方法や虫がいたときの対処も解説」
◆山形県と宮城県のおすすめ園芸店は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「山形県のおすすめ園芸店・花屋・植物園」
・記事「宮城県のおすすめ園芸店・花屋・植物園」
「園芸店・花屋」と「ネット通販サイト」で買うと失敗の可能性は低い
観葉植物は、「園芸店・花屋」と「ネット通販サイト」で買うと、失敗の可能性は低いです。
それぞれの販売店の特徴は次項でご紹介しますが、やはり専門店ですので、状態の良い苗がそろっています。
そして店頭で販売されているあいだも、行き届いた世話をされ、十分な日の光を浴びることも。
たとえ苗を育てる育苗会社や農家でしっかり育てられても、日の光が届かない販売店で、いいかげんに管理されると苗は弱ります。
「どこで買うか」はけっこう重要。
ぜひ信頼できる「園芸店・花屋」・「ネット通販サイト」を見つけましょう。
◆「観葉植物をどこで買えばいいのか」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物はどこで買うと失敗しない?」
観葉植物の選び方
観葉植物の選び方のポイントは次の3点です。
- 観葉植物の見た目で選ぶ
- 置き場所で選ぶ
- 育てやすさで選ぶ
できれば、「①見た目」で何品種か選び、そのなかから「②置き場所」と「③育てやすさ」に合う品種を選ぶと、より失敗の可能性は減ります。
育てるのに慣れてきたら「①見た目」だけで選ぶのもOKです。
◆「観葉植物の選び方のポイント」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「失敗しない観葉植物の選び方!」
観葉植物の室内での育て方のポイント
次に、観葉植物の室内での育て方のポイントをご紹介します。
◆各ポイントのくわしい説明・「観葉植物が枯れる原因と対策」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の室内での育て方のポイントを解説!」
・記事「観葉植物が枯れる理由とは?枯らさない対策、復活させる方法など解説」
・記事「観葉植物の葉先が枯れるのはなぜ?原因と対策、枯れた葉先の対処法を紹介」
[ポイント①]置き場所
育て方のポイント1つめは、観葉植物の置き場所です。
置き場所で確認したい項目はこちら。
- 日当たり
- 温度
- 湿度(風通し)
とくに、観葉植物の育ちに影響するのは「日当たり」。
品種によって、明るい部屋が好きだったり、やや暗くても平気だったりします。
「置き場所の環境」と「観葉植物の特性」が合っていれば、世話にかかる手間をおおきく省くことが可能。
観葉植物の特性をよく確認して、その特性にあった置き場所で育てましょう。
◆「観葉植物の置き場所の選び方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の置き場所はどこが良い?選び方のポイントや風水によい場所も解説」
[ポイント②]水やり
育て方のポイント2つめは、観葉植物の水やりです。
観葉植物を枯らしてしまう原因の8割は「水やりの失敗」だと思います。ぜひ水やりの方法は、しっかり覚えましょう。
観葉植物の水やりの基本は「鉢底から水が出るほどたっぷり与える」こと。
これは、毎回の水やりで徹底してください。
たとえ「乾燥が好きな品種」であっても、この量は変わりません。
観葉植物の品種によって「乾燥が好き、水分が多いのが好き」というのは、水やりの頻度がちがう(週に1回なのか、3回なのか など)と考えてください。
また、季節によっても水やりの頻度が変わりますので、それぞれの観葉植物の特性をよく調べましょう。
◆「観葉植物の水やり、水やりのタイミングをつかむ手順、適した時間帯、葉水の効果・やり方」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
・記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順を紹介!土の乾きを確認する3つの方法も」
・記事「観葉植物への水やりに最適な時間帯は?適さない時間帯やポイントも解説」
・記事「効果的な”観葉植物への葉水”のやり方を紹介!葉水の注意点や疑問にもお答えします」
[ポイント③]土選び
育て方のポイント3つめは、観葉植物の土選びです。
初心者の方は、まずは市販の観葉植物用培養土を利用しましょう。
「植え替え」のときなどに使います。
慣れてきたら、自分で配合すると、好みの水分・排水量を持った土をつくることができます。
僕はいつも、「観葉植物用」8割に、「多肉植物用」2割を混ぜて、やや水はけがいい土にして使っています。
なお土は、新たに購入した、新しい土を使いましょう。
古い鉢で使っていた土は、団粒構造が崩れて粒が細かくなるなど、劣化していることが多くあります。
また庭の土は、観葉植物に適さない性質であることが多く、土の中に病害虫がひそんでいることも。
土のリサイクルは可能ですが、必要な手順がありますので、まずは市販の土に慣れてください。
◆「観葉植物の理想的な土」・「観葉植物の土と花・野菜の土の違い」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の理想的な土とは?配合や市販品培養土の使い方も」
・記事「「観葉植物の土」・「花・野菜の土」・「多肉植物の土」の違いは?」
[ポイント④]肥料
育て方のポイント4つめは、観葉植物の肥料です。
肥料は、観葉植物の品種に合わせて、生長期にのみ与えます。
多くの観葉植物の生長期は”春~秋”。
この期間にのみ、固形肥料と液体肥料を適切に与えましょう。
また肥料を与えすぎたり、冬に肥料を与えると、肥料焼けを起こすことも。
観葉植物は肥料なしでもそこそこ育つため(与えれば葉色が良くなり、元気にはなります)、慣れないうちは肥料なしで育ててもOKです。
なお、弱った植物には肥料は与えず、栄養剤(活力剤)を与えましょう。
◆「観葉植物への肥料の与え方」と「おすすめ肥料」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ固形・液体肥料を紹介!与え方実例も」
・記事「液体肥料アルゴフラッシュの効果的な使い方!」
◆「おすすめの栄養剤(活力剤)や選び方」「栄養剤(活力剤)の違いと使い分け方」はこちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ栄養剤(活力剤)はコチラ!選び方も解説」
・記事「観葉植物の「肥料」と「活力剤(栄養剤)」の違いとは?」
[ポイント⑤]季節によって管理方法を変える
育て方のポイント5つめは、「季節によって管理方法を変える」です。
観葉植物は春~秋に生長し、冬は休眠期間となります。
さらに夏は暑さ対策、冬は寒さ対策が必要。
季節にあった管理方法を行って、観葉植物を元気に育てましょう。
◆「冬の管理方法」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「【観葉植物】冬の管理のポイントを紹介!寒さで枯らさない水やり・置き場所も」
観葉植物が枯れて捨てるときには、自治体のルールの確認を
もしも観葉植物が枯れてしまって、ゴミとして捨てたいときには、自治体のルールをよく確認しましょう。
ゴミの捨て方は、自治体によって大きく違います。
また、土は多くの自治体では収集不可です。
枯れてしまった植物以外の、土・鉢・鉢底石などは、できるだけ再利用してください。
◆「観葉植物の捨て方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の捨て方を解説!土の捨て方も紹介」
観葉植物の植え替え
次に、観葉植物の植え替えについてご紹介します。
観葉植物の苗は1~2年に1回の植え替えを
植え替えとは、古い用土を落として傷んだ根を取り除き、新しい用土で植えつける作業です。
小さい鉢で育てていると、根が伸びることができず、生長が止まってしまいます。
そのため多くの観葉植物の苗で、年に1回の植え替えを行うことが必要です。
また、園芸店やホームセンターで小さめの苗を購入すると、ビニールポットに入っていることも。
このときは、小さめのポットに植えられていることが多いため、根を痛めないよう気をつけながら、ワンサイズ大きい鉢に植え替えましょう。
◆「観葉植物の植え替え」のくわしい手順については、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【観葉植物の植え替え】まとめ記事」
・記事「観葉植物の植え替え時期はいつ?」
・記事「”大型観葉植物”2つの植え替え方法」
植え替えには適切な量の「鉢底石(ゴロ石)」を使う
植え替えには適切な量の「鉢底石」を使うことも大切です。
「鉢底石」とは、次のことを目的に、鉢の底に敷く石のことで「ゴロ石」とも呼ばれるます。
- 鉢内の排水性を良くするため
- 鉢土の量を調整するため
◆「鉢底石が必要な理由や使い方」・「鉢底石あり・ナシでの土の乾き方の違い」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物に鉢底石(ゴロ石)はなぜ必要なの?使う量や選び方、代用品も紹介します」
・記事「【実験結果】鉢底石あり・ナシ・スリット鉢では鉢土の乾き方はどのくらい違う?【観葉植物の土】」
観葉植物の増やし方
植物は基本的には種をまいて増やしますが、観葉植物にはそのほかにも増やし方があります。
ここでは、観葉植物の増やし方をご紹介します。
[観葉植物の増やし方①]挿し木(さしき)・水挿し
「挿し木(さしき)」とは、植物の枝や茎など、切り取った親木の一部を土に挿して発根させ、株を増やす方法です。
すべての観葉植物で可能なわけではありませんが、挿し木で増やせる品種であれば、初心者でも失敗しにくい特徴があります。
たとえばコーヒーの木なら、切り取った枝を土にさすことで(いろいろと手順は必要です)、2ヶ月ほどすれば根が生えてきます。
また、挿し木の方法のひとつとして「水挿し」があります。
これはカットした茎などを水に挿して管理する、カンタンな増やし方。
水挿しは、ポトスやアイビーなどで行えます。
観葉植物を育てることに慣れてきたら、次は増やしてみると面白いですね。
◆「コーヒーの木の挿し木・鉢上げ」、「ポトスの挿し木・水挿し」の方法は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「【コーヒーの木の増やし方①】「挿し木」の方法を実例つきでわかりやすく解説」
・記事「【コーヒーの木の増やし方②】挿し木苗の鉢上げ方法・手順を解説」
・記事「ポトスの増やし方」
・記事「【観葉植物ポトス】”挿し木”のやり方をわかりやすく解説!」
・記事「【観葉植物ポトス】”水挿し”の方法をわかりやすく解説!」
土を使わない観葉植物の育て方
次に、土を使わない観葉植物の育て方をご紹介します。
◆「土を使わない観葉植物」については、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「土を使わない観葉植物はある?室内で育てるメリット・デメリットも紹介」
[土を使わない観葉植物①]ハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーとは、土のかわりにハイドロコーンといった「発泡煉石」などを使って植物を植え、器に少量の水をためて植物を栽培する方法です。
ハイドロカルチャーの意味は、ギリシャ語の「ハイドロ(hydro):水の」・「カルチャー(culture):栽培」で「水耕栽培」を指します。
土を使わないため清潔感があり、観葉植物の室内置きにはピッタリです。
ハイドロカルチャーの観葉植物の育て方として、もっとも大切なのは「水やり」。
春・夏・秋は、鉢の1/5くらいまで水をいれ、完全に水がなくなってから2~3日ほどあけて、新たな水をあげましょう。
冬は必要な水の量が減るので、鉢の1/6くらいまでにして、完全に水がなくなってから3~4日ほどあけて、新たな水をあげましょう。
◆「ハイドロカルチャーのおすすめ品種や育て方」・「植え替え手順」・「おすすめ肥料や与え方」についてくわしくは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【ハイドロカルチャーの観葉植物】おすすめ品種や育て方を解説」
・記事「ハイドロカルチャーの植え替え方法」
・記事「ハイドロカルチャーのおすすめ肥料」
・記事「観葉植物をセラミスで育てるメリットとは?水やり方法も解説します」
・記事「デスクにおすすめのハイドロカルチャー」
[土を使わない観葉植物②]セラミス
セラミス(セラミスグラニュー)とは、ドイツ生まれの室内園芸用の栽培用土で、顆粒状で無菌・無臭な点が特徴。
「ハイドロカルチャー」よりも、土植えに近い感覚で育てられます。
◆「セラミスでの育て方」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物をセラミスで育てるメリットとは?水やり方法も解説します」
観葉植物を育てるときにそろえたい道具
次に、観葉植物を育てるときにそろえたい道具をご紹介します。
最低でもそろえたい道具
初心者の方が観葉植物を購入したら、最低でも次の園芸用の道具はそろえましょう。
- ジョウロ・水差し
- 霧吹き
- ハサミ
そのほかの道具は、植え替えなどの作業を行うときに購入すればOKです。
◆「観葉植物を育てるときにそろえてほしい道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【観葉植物】室内で育てるときに必要なもの!」
◆園芸道具を通販サイトで探したいときは、こちらの記事でオススメサイトをご紹介しています。
・記事「園芸のおすすめ人気通販サイトまとめ!」
[そろえたい道具①]じょうろ・水差し
観葉植物を育てるときにそろえたい道具1つめは、じょうろ・水差しです。
次のようなポイントで、じょうろ・水差しを選んでみましょう。
- ジョーロ・水差しで適したほうを選ぶ
- 持ちやすいものを選ぶ
- 目の細かいハス口で、取り外しできるものを選ぶ
上記2・3はできるだけ、実際にさわってみたほうがよいため、ジョウロはホームセンターなどでの購入がおすすめです。
◆「じょうろ・水差しの違いや選び方、使い方」についてくわしくは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「おしゃれで使いやすいおすすめじょうろを紹介!」
・記事「観葉植物におすすめのおしゃれな水差しはコチラ!」
[そろえたい道具②]ハサミ
観葉植物を育てるときにそろえたい道具2つめは、ハサミです。
切れ味がわるいハサミで茎などを切ると、切った部分が傷んで、病気になってしまうことも。
ダイソーなどの100均にも園芸用ハサミは売っていますが、当たりハズレが大きいようです。
丈夫でさびにくいハサミも、2,000円ほどで購入可能。
観葉植物に使うハサミは、こういったものを使ってみましょう。
◆「ハサミの選び方やおすすめ品」は、こちらの記事でくわしく解説しています。
・記事「【ガーデニング・観葉植物・園芸向け】ハサミの種類と手入れ方法!」
[そろえたい道具③]鉢・鉢カバー・受け皿
観葉植物を育てるときにそろえたい道具3つめは、鉢・鉢カバー・受け皿です。
部屋に観葉植物を置くとき、どんな鉢・鉢カバー・受け皿を選ぶかで、部屋の雰囲気もかわります。
また鉢の種類によって、育て方にも影響が。
インテリアにもなる観葉植物ですので、ぜひデザインの良い鉢・鉢カバー・受け皿を選びましょう。
◆「観葉植物の鉢・鉢カバー・受け皿の選び方とおすすめ品」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢のおすすめを紹介!種類や選び方も解説」
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢カバーのおすすめを紹介!選び方も紹介」
・記事「観葉植物のおすすめ受け皿5選!失敗しない選び方も紹介」
◆「スリット鉢」・「素焼き鉢」についてくわしくは、こちらの記事をどうぞ。
・記事「観葉植物でスリット鉢(根張り鉢)を使うメリットは?デメリットや特徴・使い方まで解説」
・記事「素焼き鉢は室内の観葉植物に使える?メリット・デメリットや使うときの注意点も解説」
育てるのに慣れてきたらそろえたい道具
観葉植物を育てるのに慣れてきたらそろえたい道具がこちらです。
慣れてきたらそろえたい①:リーフクリン
リーフクリンとは、住友化学園芸が販売する「葉面洗浄剤」です。
スプレーするだけで、葉の汚れをカンタンに落としてくれます。
また「葉面光沢剤」の効果もあるため、葉がツヤツヤに。
ホコリも付きにくくなるため、管理しやすくなります。
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◆「リーフクリンの使い方と注意点」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「葉っぱが汚れた観葉植物にはリーフクリン!使い方や注意点をご紹介【実例画像付き】」
インテリア向け・おしゃれなおすすめ観葉植物を紹介
次に、インテリア向けの、おしゃれなおすすめ観葉植物を、こちらのカテゴリーに分けてご紹介します。
- 初心者にも育てやすいおすすめ観葉植物
- リビングに置きたい大型のおすすめ観葉植物
- 部屋で吊るすツル性の観葉植物のおすすめ種類
ちなみに、観葉植物の名前に記載された”小型・中型・大型”表記は、その植物の「平均的な大きさ」で、目安は次のとおりです。
- 小型:草丈1m以下
- 中型:樹高・草丈1~1.5m
- 大型:樹高1.5m以上
初心者にも育てやすいおすすめ観葉植物
インテリア向けの観葉植物のなかで、初心者にも育てやすいおすすめ種類はこちらです。
[初心者におすすめ①]サンスベリア(トラノオ)(小型~中型)
15年ほど前に「部屋の空気をキレイにしてくれる」として人気が出た観葉植物の「サンスベリア」。
「サンセベリア」や、その姿かたちから「トラノオ」とも呼ばれます。
その特徴は、とにかく育てやすいこと。
乾燥に強いので、よほど水をあげすぎない限り、枯れることはありません。
さらに生育力・繁殖力も旺盛。
切った葉っぱを土に挿す「葉挿し」で増やすことも可能です。
初心者の方は、まず「サンスベリア」で、部屋に緑を取り入れることをおすすめします。
[初心者におすすめ②]モンステラ(小型~中型)
スラリとのびた茎に、独特な大きい葉のシルエットが人気の「モンステラ」。
風通しをよくし、スコールなどの強い雨でも、葉のダメージを少なくするために、葉に切れ込みや穴があくよう進化したといわれます。
乾燥にも強く、初心者でも育てやすい品種です。
また繁殖力もとても強いので、株が大きくなりすぎたら思い切ってカットすれば、茎伏せ(カットした茎を土においておくと根が出る!)で増やせます。
[初心者におすすめ③]コーヒーの木(小型~中型)
光沢のあるグリーンの葉が人気の、「コーヒーの木(コーヒーノキ)」。
大きくなると、香りのいい白い花を咲かせ、緑色の果実をつけます。
果実が熟すと赤色になり、そのなかにある種がコーヒー豆です。
開花結実している大きい苗も販売しているので、こちらならすぐにコーヒー豆を採取できます。
コーヒーの木も、ポイントをつかめば育てやすいので、小さい苗から育てるのがおすすめ。
極端に暑い・寒い場所を避け、水やりのコツを覚えれば、どんどん生長して数年でコーヒー豆がとれるようになります。
ただし、コーヒーを淹れほどの量の果実をつけるのは難しいので、その種を植えて(これが「実生」です)、コーヒーの木を増やすのも楽しいですね。
・通販サイト「HitoHana」でコーヒーの木を見る・通販サイト「ブルーミングスケープ」でコーヒーの木を見る
◆「コーヒーの木の育て方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「【人気の観葉植物】コーヒーの木の育て方を解説!」
リビングに置きたい大型のおすすめ観葉植物
インテリア向けの観葉植物のなかで、リビングに置きたい大型のおすすめ種類はこちらです。
[大型のおすすめ①]カポック(シェフレラ)(中型~大型)
掌状で光沢のある美しい葉が特徴の「カポック」。
カポックとはもともと、アオイ科の植物である「パンヤ」のことを指します。
ですが、観葉植物に人気が出はじめたころから「ホンコンカポック(シェフレラ’ハッピー イエロー’)」が有名で、「パンヤ」と「シェフレラ」の葉が似ていたため、「シェフレラ」が「カポック」と呼ばれるようになりました。
耐陰性があるため、ある程度日当たりが悪くても大丈夫。
大きく育ち過ぎたら剪定をすれば、すぐに芽が出てきます。
[大型のおすすめ②]パキラ(中型~大型)
育てやすさでも人気の「パキラ」は、細長い葉柄の先に、ツヤのある5枚の葉を放射状につけます。
「発財樹」という別名もあり、金運をもたらす木とも。
英名は「Money tree」や「Money plant」です。
日あたりが悪いと、枝が間延びしたり葉が落ちてしまうので、春から秋は直射日光を充分にあてて育てましょう。
乾燥にはある程度強いですが、水切れをおこすと、やはり葉が落ちてしまうので注意が必要です。
◆上記以外の「リビングにおすすめの観葉植物」は、記事「リビングにおすすめの”大型”観葉植物」でご紹介しています。
◆「パキラの育て方や増やし方」などを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
・記事「人気の観葉植物パキラの育て方を解説!」
◆「育てやすい・おしゃれ・珍しい大型観葉植物」は、こちらでご紹介しています。
・記事「育てやすい大型観葉植物」
・記事「おしゃれな大型観葉植物」
・記事「”珍しい”大型観葉植物ってどんなもの?」
部屋で吊るすツル性の観葉植物のおすすめ種類
インテリア向けの観葉植物のなかで、部屋で吊るすツル性の観葉植物のおすすめ種類はこちらです。
[ツル性のおすすめ観葉植物7]アイビー・ヘデラ(小型)
「アイビー」の名で古くから親しまれますが、最近は「ヘデラ」と呼ぶことも。
ほかに「セイヨウキヅタ」とも呼ばれ、葉の大きさ・色・形など違うさまざまな品種が販売されています。
下写真は、ハート型の葉が人気の「ヘデラ・サーク」です。
つるを長くのばすモノが多く、単植でも、寄せ植えでも活躍します。
乾燥しすぎなければ、日なたから半日かげまで、置き場所を選びません。
また空気清浄能力が高く、ホルムアルデヒドを除去すると言われています。
・通販サイト「ブルーミングスケープ」でアイビーを見る◆「観葉植物の種類と特性」や「大型・小型ごとのランキング」を知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所も」
・記事「育てやすい観葉植物ランキング!」
観葉植物のおすすめ通販サイトをご紹介
次に、観葉植物のおすすめ通販サイトをご紹介します。
園芸店でお好みの観葉植物が見つからなかった場合は、こちらの通販で探してみてください。
観葉植物のおすすめ通販サイト
HitoHana
観葉植物の通販サイト最大手である「HitoHana」。
その特徴は観葉植物だけで118品種・18,789商品という、ほかのサイトにないほど多くの種類が販売されている点です(記事作成日時点)。
そのほか、1点もの観葉植物やフラワーギフトなども取り扱っているのですから、サイトの巨大さにおどろくばかりです。
50センチ以下の小さなものから、170センチ以上の大型まで、8段階にわかれたサイズで好みの植物を探すこともできます。
自由に選べる好みのお花を、定期的に届けてくれる「お花の定期便」もオススメです。
知らない品種をみつけることもあり、見ているだけでも楽しいサイトです。
ブルーミングスケープ
たくさんの観葉植物を販売している「ブルーミングスケープ」。
おもしろいのは、選び方に「風水&花言葉で選ぶ」がある点です。
仕事運や金運、良縁など、風水で「吉」とされる植物を選ぶことができます。
これまで「見ため」や「育てやすさ」で選んでいた観葉植物に、あたらしい選び方が加わりますね。
また、「温室で管理した観葉植物を新鮮出荷」などのこだわりも紹介してくれており、安心して注文することができます(「出荷時の11のこだわり」より)。
育て方がわからないときは「観葉植物Dictionary」を参考にしましょう。
フェイク(造花)の観葉植物のおすすめ通販サイト
「忙しくて、お世話ができない…」ときには、フェイク(造花)の観葉植物がおすすめ。
ここでは、フェイク(造花)の観葉植物のおすすめ通販サイトをご紹介します。
uminecco(ウミネッコ)
オシャレなインテリアを販売する「uminecco(ウミネッコ)」。
フェイクグリーンやハーバリウムなども販売しているのですが、すべてがスタイリッシュです。
ペットを飼っていると、部屋に植物をおけなかったりしますよね。
そういった方にはフェイクグリーンがぴったり。
なんといっても、植物のつくりが良くできています。
サイズや品種もさまざまですので、お気に入りを見つけやすいです。
ぜひ、部屋にあう植物を探してみてください。
◆そのほかのおすすめ通販サイトは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の人気通販サイトをご紹介!」
・記事「大型観葉植物のおすすめ人気通販サイト」
・記事「園芸のおすすめ人気通販サイトまとめ!」
・記事「ポトスを購入できる通販サイト」
◆「フェイクグリーンのおすすめ通販サイト」・「おすすめ購入店舗」を知りたいときはこちらへ。
・記事「フェイクグリーンのおすすめ人気通販サイト」
・記事「フェイクグリーンはどこで買うと失敗しない?」
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「観葉植物」人気ランキング
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「観葉植物」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの観葉植物がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
・Amazon:観葉植物の売れ筋ランキング
・楽天市場:観葉植物ランキング
・Yahoo!ショッピング:観葉植物ランキング
まとめ:まずは育てやすい観葉植物で、育て方の基本を学びましょう
この記事では、観葉植物のまとめ記事として、育て方のポイント、増やし方、育てるメリット、おすすめ品種などをすべてご紹介しました。
ぜひ記事を参考に、まずは育てやすい観葉植物を購入して、育て方の基本を学んで、いろいろな品種を買いそろえてみましょう。
部屋に緑があると、とても気持ちが落ち着きますよ。
◆「園芸作業をラクにしたい…」という方には、こちらの記事でおすすめ電動工具をご紹介しています。
・記事「おすすめの園芸用電動工具を種類ごとにご紹介!」
・記事「【園芸・ガーデニング用】マキタのおすすめ電動工具をご紹介!」
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 尾崎 忠・監修『はじめてのインドアグリーン選び方と楽しみ方』ナツメ社