観葉植物を購入しようとして、
たくさんあるけど、観葉植物はどう選べばいいの?選び方のポイントはある?
という疑問をお持ちではないですか?
とくに初心者の方だと、失敗しないための「観葉植物の選び方の基準」がほしいですよね。
そこでこの記事では、失敗しない観葉植物の選び方や「選び方」ごとのおすすめ品種、お店での株の選び方などを解説していきます。
「初心者だけど、観葉植物選びに失敗したくない!」というときは、ぜひご覧ください。
◆観葉植物には「幸せになる・生産性が高まる」など、たくさんのメリットが。ぜひ、観葉植物のおすすめ通販サイトで購入して、育ててみましょう。
◆「暮らしに癒しが欲しい!」というときは、記事「おすすめ”花の定期便”を紹介」で”花のサブスクのおすすめサービス”をご紹介しています。
失敗しない観葉植物の選び方!
まずは、失敗しない観葉植物の選び方をご紹介します。
おすすめするのは、まず「①見た目」で何品種か選び、そのなかから「②置き場所」と「③育てやすさ」に合う種類を選ぶ方法。
こうすると、選ぶのに失敗する可能性はグーンと減ります。
育てるのに慣れてきたら「①見た目」だけで選ぶのもOKです。
[選び方①]観葉植物の見た目で”気に入ったモノ”を選ぶ
失敗しない観葉植物の選び方1つめは、「観葉植物の見た目で”気に入ったモノ”を選ぶ」です。
インテリアに欠かせない存在となった観葉植物には、たくさんの種類が存在します。
そして姿形(フォルム)やサイズ、葉の形・色もさまざま。
そのなかから、自分の好みの見た目で”気に入った植物”を選びましょう。
気に入った植物なら、長く付き合うことができます。「コレ何かいい!」という種類があったら、まずその植物を選んでみましょう。
鉢や鉢カバーのデザインも大切
「インテリア」として考えると、じつは鉢・鉢カバーのデザインも大切です。
鉢・鉢カバーの選び方は後述していますが、やはりまずは「見た目」で選んでみてください。
僕もついつい、ダイソーなど100均の鉢を使ってしまいがちです。
でもちょっといい鉢を使うと、グッとおしゃれ度が向上。
ぜひ、お部屋の雰囲気にあった鉢・鉢カバーもさがしてみましょう。
◆「観葉植物の鉢・鉢カバーの選び方とおすすめ品」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢のおすすめを紹介!種類や選び方も解説」
・記事「観葉植物のおしゃれな鉢カバーのおすすめを紹介!選び方も紹介」
[選び方②]置き場所(日当たり・温度・風通し)にあった植物を選ぶ
2つめの失敗しない観葉植物の選び方は、「置き場所(日当たり・温度・風通し)にあった植物を選ぶ」です。
観葉植物を置こうとしている場所で、次の条件を確認しましょう。
- 日当たり:一日どのくらい日が当たるか
- 温度:最低~最高何度になるか
- 風通し:どのくらい風が通るか
とくに影響するのは上記「1.日当たり」。
2.温度と3.風通しは、「冬になったら移動する」・「窓を開ける」などで対応可能ですので、そこまで重要ではありません。
そして本や記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!」などで観葉植物の特性をみて、次の日当たりの場所に置けるように選んでください。
- ”日なた”を好む観葉植物=窓辺など明るい場所
- ”明るい日陰”を好む観葉植物=リビングなどやや明るい場所
- ”日陰”を好む観葉植物=台所・トイレなどやや暗い場所でも可(たまに日に当てる)
◆「置き場所の選び方のポイント」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の置き場所はどこが良い?選び方のポイントやおすすめ品種も解説」
[選び方③]育てやすい観葉植物を選ぶ
失敗しない観葉植物の選び方3つめは、「育てやすい観葉植物を選ぶ」です。
当「植物マガジン」では、”観葉植物の育てやすさ”を次のように定義します。
観葉植物を紹介する本やサイトなどで、上記ポイントをよく確認してください。
育てやすい観葉植物からはじめて、いろんな種類にチャレンジしてみましょう。
◆「育てやすい観葉植物」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「育てやすい観葉植物ランキング!」
「選び方」ごとのおすすめ観葉植物
次に、「選び方」ごとのおすすめ観葉植物をご紹介します。
”見た目がよい”おすすめの観葉植物
見た目がよいおすすめの観葉植物はこちらです。
[見た目がよいおすすめの観葉植物①]グリーンネックレス
コロコロとした葉が愛らしい「グリーンネックレス」。
どんどん長く育つツル性の植物なので、鉢を吊るしたり、高さのある鉢から垂らすようにしても楽しめます。
[見た目がよいおすすめの観葉植物②]ホヤ・カーリー
多肉質のハート型の葉が愛らしい、「スイートハート」ともよばれる「ホヤ・カーリー(ケリイ)」。
じつはこちらもツル性の植物で、その葉だけを植えています。
[見た目がよいおすすめの観葉植物③]グズマニア
パイナップル科の植物らしい色あざやかな花(ただしくは「花苞」)が、数ヶ月鑑賞できる「グズマニア」。
つややかな葉と花苞がエキゾチックな品種です。
[見た目がよいおすすめの観葉植物④]フィカス・エラスティカ
ツヤがある小判型の葉と、その葉や苞(新芽を包む葉のようなもの)の美しい紅色が人気の「フィカス・エラスティカ」。
「ゴムノキ」ともよばれ、環境になじみやすいので、育てやすいという特徴をもちます。
[見た目がよいおすすめの観葉植物⑤]フィカス・ベンジャミン・バロック
キレイな緑色の葉が、一枚一枚外側にカールするという、ほかにない姿で人気の「フィカス・ベンジャミン・バロック」。
乾燥すると葉が落ちるので、葉水を与えて加湿しましょう。
”置き場所”ごとにおすすめの観葉植物
次に、置き場所ごとにおすすめの観葉植物のご紹介です。
明るい場所(窓辺など)のおすすめ観葉植物
窓辺など、明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物(つまり「耐陰性」がない植物)はこちらです。
〈明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物〉
アイビー、アガヴェ、アカリファ、アオキ、アボカド、アロエ、アローカシア、インドゴムノキ、エスキナンサス、ガジュマル、カラジウム、ギヌラ、クラッスラ、クロトン、クワズイモ、コーヒーの木、ゴールドクレスト、コルディリーネ、コルムネア、コンシンナ、サラセニア、シペラス、ジャカランダ、ストレリチア、セダム、ヒポエステス、フェニックス、ブラジルヒメヤシ、ユッカ、ワイヤープランツ
やや明るい場所(リビングなど)のおすすめ観葉植物
リビングなど、やや明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物(つまり「耐陰性」がふつうの植物)はこちらです。
〈やや明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物〉
アジアンタム、アスパラガス、アビス、アレカヤシ、アロエ、オリズルラン、カポック、カラテア、カンノンチク、クテナンテ、ゲットウ、ケンチャヤシ、幸福の木、グレープアイビー、シュロチク、シンゴニウム、スパティフィラム、チランジア、ディフェンバキア、テーブルヤシ、トックリラン、トラディスカンチア、ネフロレピス、ハートカズラ、ハエトリグサ、パキラ、ビカクシダ、プテリス、ヘゴ、ペペロミア、ベンジャミンゴム、モンステラ
やや暗い場所(台所・トイレなど)に置くこともできる観葉植物
台所・トイレなど、やや暗い場所に置くこともできる観葉植物(つまり「耐陰性」がある植物)はこちらです。
〈やや暗い場所に置くこともできる観葉植物〉
アグラオネマ、アナナス類、アフェランドラ、アロカシア、アンスリウム、エクメア、ガジュマル、サンセベリア、シェフレラ、セローム、セダム、ドラセナ・コンシンナ、チャラン、フィカス・ベンジャミナ、ポトス、ポリシャス、ユッカ
前項までとは違って、あえて「やや暗い場所に置くこともできる」としたのは、「耐陰性」がある植物でも日光は必要なため。
ここでご紹介した植物も、できれば前項の「やや明るい場所(半日かげ)」で育ててあげてください。
どうしても「やや暗い場所」で育てるときは、週に1回・数時間は半日かげの場所に置いて、日光にあてましょう。
”育てやすさ”でおすすめの観葉植物
ここでは、育てやすさでおすすめの観葉植物をご紹介します。
[育てやすさでおすすめの観葉植物①]ポトス
まずは何といっても「ポトス」です。
茎から切ったものを、水に挿すだけでも育つほど丈夫(「水挿し」といいます)。
「ライム」や「エンジョイ」など種類も多いので、選ぶのも楽しいです。
◆「ポトスの増やし方」は、こちらでくわしくご紹介しています。
・記事「ポトスの増やし方」
・記事「【観葉植物ポトス】”挿し木”のやり方をわかりやすく解説!」
・記事「【観葉植物ポトス】”水挿し”の方法をわかりやすく解説!」
◆ポトスのように「枯れにくい植物」を知りたい方には、こちらがおすすめ。
・記事「枯れない観葉植物はある?枯れにくい種類や育て方のポイントも解説」
[育てやすさでおすすめの観葉植物②]シェフレラ
2つめのおすすめは「シェフレラ」です。
耐陰性があり、環境に対する順応性も高いため枯れにくい品種。
こちらもたくさんの種類があり、寒さにも強い品種なら、通年外で育てられます(雪にあてないこと)。
[育てやすさでおすすめの観葉植物③]パキラ
おすすめの3つめは「パキラ」です。
日当たりが良い場所を好みますが、明るい日陰でも生育可能。
太い幹を切っても、すぐに新しい芽が出てくるほど生育が旺盛です。
◆「観葉植物の種類と特性」は、記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!」でまとめています。
◆「シーン別のおすすめ観葉植物」は、こちらの記事でご紹介しています。
・大型、初心者向け、枯れない・枯れにくい、吊るすタイプ、土を使わない、虫がわかない・わきにくい
・リビングにピッタリ、玄関にピッタリ、オフィスにピッタリ
ほしい観葉植物が見つかったら、園芸店やネット通販などで探してみましょう。
おすすめの通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
(↑観葉植物の品ぞろえが国内最大級の通販サイトです) - 「自分にピッタリな植物を知りたい」ならAND PLANTS
(↑”パーソナル植物診断”で、最適な植物を教えてくれます) - 「フェイクグリーンがほしい」ならプリマオンライン
(↑本物ソックリ・高品質な造花を販売するサイトです)
園芸店やホームセンターでの観葉植物の選び方
次に、園芸店やホームセンターでの観葉植物の選び方をご紹介します。
まずはお店の選び方、次が株の選び方です。
店内の日当たりがよくお客さんが多い店を選ぶ
観葉植物を購入するときは、店内の日当たりがよく、お客さんが多い店を選びましょう。
さらにいうと、相談したら”ていねいに説明してくれる”店員さんがいるお店がいいですね。
お店で販売されている時期も、植物はもちろん生長しています。
そこである程度の日光があたらないと、姿がくずれ、元気がなくなることに。
また、お客さんがいないお店だと、いつまでも古い株が売れ残ることになります。
しかも、お店として植物の販売に力をいれていないので、店員さんの育て方も雑。
平気でゼニゴケが生えてたりして、株の状態もよくありません。
こういったお店では「状態のよい株」に出会える確率が低いため、べつのお店を探しましょう。
◆「山形県と宮城県のおすすめ園芸店」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「山形県のおすすめ園芸店・花屋・植物園」
・記事「宮城県のおすすめ園芸店・花屋・植物園」
元気で状態のよい株を選ぶ
次に、お店で観葉植物を選ぶときのポイントとしては、「元気で状態のよい株」を選びましょう。
具体的にチェックしたい項目はこちら。
こちら↓がゼニゴケ。
鉢土の表面に生えてきます(そう簡単には生えないんですけどね)。
ほしい品種が何株があるときは、いちばん状態がいいものを選びましょう。苗の健康度は、育てやすさにも大きく影響します。
「自分にピッタリの観葉植物」を教えてくれるサービスはある?
観葉植物を買いたいけど、たくさんあってどれがいいのかわからない…。自分にピッタリの観葉植物を教えてくれるサービスがあればいいのに…。
という方におすすめなサービスが、こちらの2つです。
①AND PLANTSの「パーソナル植物診断機能」
まず1つめは、観葉植物オンラインストア”AND PLANTS”の「パーソナル植物診断機能」。
「希望するサイズ」や「部屋の日当たり」など、カンタンな7つの質問に答えるだけで、「自分にピッタリな観葉植物」を教えてくれます。
もちろん、個人情報などは登録する必要はありません(メールアドレスの登録は必要)。
ちなみに僕が診断をうけたところ、結果は「パキラ」でした。
初心者さんなど、「まずどれを選べばいいかわからない!」というときは、ぜひ参考にしてみてください。
「花言葉」や「飾り方の例」も教えてくれるので、その植物のことをより知ることができますよ。
②ブルーミングスケープの「風水&花言葉で選ぶ」
2つめは、観葉植物オンラインストア”ブルーミングスケープ”の「風水&花言葉で選ぶ」ページです。
じつは風水的にも「吉」とされる観葉植物。
どの観葉植物が、どんな風水的な効果をもたらすのか教えてくれます。
たとえば仕事運や金運をアップさせたいなら、パキラやユッカ(青年の木)がおすすめ。
またあまり知られていない、「観葉植物の花言葉」も教えてくれます。
誰かに観葉植物を贈るときには、ぜひ参考にしてください。
「観葉植物の選び方」を教えてくれるサービスはある?
「観葉植物の選び方をもっとくわしく知りたい!」というときは、オンラインサービスを使ってみましょう。
おすすめは”スキルのオンラインマーケット”のcoconala(ココナラ)。
500円~といった低料金で、園芸業界で長くはたらいた方などに相談できます。
観葉植物の育て方・コーディネートなどのアドバイスを個別でもらえるので、「せっかく購入した植物を枯らせたくない!」という方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ:「選び方のポイント」を知って、失敗しない観葉植物選びを
この記事では、失敗しない観葉植物の選び方や「選び方」ごとのおすすめ品種、お店での株の選び方などを解説してきました。
ぜひ記事を参考に、「選び方のポイント」を知って、失敗しない観葉植物を選んでみてください。
「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーンのおすすめ通販サイト」をどうぞ!
”毎日の作業風景”をご紹介しているAmebaブログ↓も、ぜひご覧ください。
◆「観葉植物の情報全般」は、記事「観葉植物まとめ」にまとめています。
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 尾崎 忠・著『はじめてのインドアグリーン 選び方と楽しみ方』ナツメ社
- 書籍 平田 幸彦・監修『置き場所 手入れ 増やし方がわかるインテリア観葉植物』日本文芸社
- 書籍 NHK出版・編『観葉植物と暮らす 育て方楽しみ方のガイドブック』NHK出版