濃緑色のシャープな葉と、長くのびる幹のシルエットで人気の観葉植物パキラ。
育てやすいので、初心者の方にもおすすめの品種です。
今回はそんなパキラについて、基本情報から育て方、増やし方などをくわしく解説していきます。
「パキラを育ててみたいな」という方は、ぜひご覧ください。
◆観葉植物には「幸せになる・生産性が高まる」など、たくさんのメリットが。ぜひ、観葉植物のおすすめ通販サイトで購入して、育ててみましょう。
◆「暮らしに癒しが欲しい!」というときは、記事「おすすめ”花の定期便”を紹介」で”花のサブスクのおすすめサービス”をご紹介しています。
観葉植物パキラの育て方
まずは、観葉植物パキラの育て方をご紹介します。
観葉植物パキラの置き場所
日あたりを好みますが、明るい日かげでも育てることは可能。年間を通じて室内で育てられます。
ただし日照不足になると、枝が細く間延びした姿になり、下葉が落ちることがあります。できるだけ、日にあててあげてください。
◆「置き場所の選び方のポイント」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の置き場所はどこが良い?選び方のポイントやおすすめ品種も解説」
観葉植物パキラの水やり
比較的、乾燥にも強いパキラですが、湿潤を好みます。春~秋は、鉢土の表面がやや乾いたら、たっぷり水やりします。
特に夏は、水やりのほかに葉水も与えましょう。冬のあいだは水やりを控えますが、室内が乾燥していると葉が傷むため、霧吹きで葉水を与えます。
◆「水やりの方法やおすすめの道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
・記事「おしゃれで使いやすいおすすめじょうろを紹介!」
・記事「観葉植物におすすめのおしゃれな水差しはコチラ!」
◆「水やりのタイミングをつかむ手順」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順を紹介!土の乾きを確認する3つの方法も」
観葉植物パキラの温度管理
冬越しには、5℃以上が必要。それ以下になると葉が落ちます。
気温が下がってきたら室内で管理しましょう。
観葉植物パキラの肥料
5月頃に、元肥(もとごえ)として緩効性肥料を1~2回与えます。
株を大きくしたいときは、4~8月に薄めの液肥を、2週間に1回施肥します。
◆「肥料・栄養剤(活力剤)のおすすめ品や与え方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ固形・液体肥料を紹介!選び方や与える時期も」
・記事「観葉植物のおすすめ栄養剤(活力剤)はコチラ!肥料との違いや選び方も解説」
観葉植物パキラで気をつけたい病気・害虫と対策
ときどき葉水を与えることで、ハダニを防ぎます。また、春~秋はアブラムシやカイガラムシがつくこともあるため、見つけたら薬剤散布で駆除しましょう。
病気としては、パキラがかかりやすいものはあまりありません。ただし害虫がついて株が弱ると、病気にかかることも。
まずは害虫がつかないように気をつけましょう。
観葉植物パキラの植え替え方法
パキラの植え替えは、2年に一度行います。
植え替えの適期は5~9月です。
◆「パキラの植え替え」・「植え替えに最適な時期」は、こちらの記事で解説しています。
・記事「【観葉植物の植え替え】やり方とポイントをわかりやすく解説!」
・記事「【観葉植物の植え替え】最適な時期はいつ?植え替えのサインや冬の対応も紹介」
人気の観葉植物パキラの基本情報
次に、観葉植物パキラの基本情報をご紹介します。
観葉植物 パキラとは?その特徴
- 流通名:パキラ(パキラ・グラブラ)
- 学 名:Pachira glabra
- 科 名:アオイ科
- 原産地:熱帯アメリカ
- 最低気温:5℃
- 耐陰性:強い
- 乾 燥:強い
- 置き場所:日なた~明るい日かげ
- 種 類:常緑高木
- 樹 高:30cm~2m
- ふやし方:挿し木
すらりと伸びた幹に、光沢のある5枚の葉を放射状につけるパキラ。金運をもたらす幸運の木と言われ、「発財樹」とよばることもあります。
成長が早く、1年で50センチ以上伸びることも特徴。
芽吹いて成長する力が強いため、太い幹を切ってもすぐに新しい芽がのび、樹高調節が可能です。
成熟すると、白いハケのような花を咲かせます。また幹の内部は海綿状でやわらかいため、幹をひねったり、編み込むことが可能。
ミニ観葉でも多く出回っており、ハイドロカルチャーでも栽培しやすい植物です。
◆「大きいサイズの観葉植物のおすすめや選び方」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「【大型の観葉植物】おすすめはコチラ!」
パキラの仲間・種類
パキラ・グラブラは、同属別種の「パキラ・アクティカ」と誤認されて流通しています。ほかにも、こちらのような仲間がいます。
- 散り斑の「パキラ・グラブラ」
- 乳白覆輪の「パキラ・ホワイトスター」
パキラの風水・花言葉
パキラの風水
パキラのように葉が上向きに高く伸びる植物は、「発展の気」をもち、やる気や向上心がアップします。また健やかな成長をうながします。
ただし落ちた葉や枯れた葉は、悪い気を呼び寄せることも。ホコリと同様に、こまめに取り除きましょう。
パキラの花言葉
実は観葉植物にも花言葉があり、パキラは「快活、勝利」です。こうした花言葉をこめて、パキラをプレゼントするのもいいですよね。
◆植物には「幸福度・生産性が高まる、空気を清浄化する」などのメリットも。くわしくはこちらの記事でご紹介しています。
・記事「部屋で観葉植物を育てるメリットとは?」
◆「初心者向けのおすすめ観葉植物や選び方」を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
・記事「初心者でも室内で育てやすいおすすめ観葉植物はこちら!選び方や育て方のコツも解説」
パキラを購入できるおすすめ通販サイト
観葉植物”パキラ”を購入できるおすすめ通販サイトはこちらです。
パキラは、100円ショップやホームセンターでも購入できます。ですが通販サイトなら、大きさや樹形など、たくさんの種類のなかから選べます。
◆上記のおすすめ通販サイトについてくわしくは、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ通販サイト!」
観葉植物パキラの剪定の方法
次に、観葉植物パキラの剪定の方法をご紹介します。
パキラの剪定の手順
パキラは成長が早いため、順調に育つと飾る場所に困るほどになります。
そこで、大きく育った株は次の手順で、剪定しましょう。
思い切って短く切り戻しても、すぐに幹が伸び、すぐに鑑賞できる姿になります。
①日あたりが悪い場所で育ったため、幹が細いパキラの株。
思い切って短く切り戻してから、植え替えます。
②曲がってのびたところで、切り戻します。
③鉢から抜くと、株の大きさに比べて、根の育ちが悪いことがわかります。
冬の水やりが多すぎた可能性が。
そこで寄せて植えてあった2株を、根を傷つけないよう分け、それぞれの大きさに適した鉢に植え付けます。
④2株を植え付けます。
たっぷりと水を与え、新しい芽が出るまでは、半日かげにおいて育てましょう。
2ヶ月もすれば新しい枝や葉が育ち、鑑賞できる株になりますよ。
観葉植物パキラの樹形の仕立て方と増やし方
ここでは、パキラの樹形の仕立て方と増やし方をご紹介します。
観葉植物パキラの樹形の仕立て方
①まっすぐ仕立てる
パキラは、幹が曲がっている樹形も味わいがありますが、まっすぐに仕立てたいときには支柱を立てます。
支柱は鉢の底までしっかりと差し込んで、幹を結わえましょう。
②ねじって仕立てる
幼木を3本寄せ植えにして、成長とともに三つ編みにするようにねじって仕立てると、おもしろいスタイルになります。
観葉植物パキラの増やし方(挿し木)
剪定した枝を挿すと、株をカンタンに増やせます。葉がついている部分でも、葉がない部分でも、挿し穂にできます。
観葉植物パキラの挿し木の方法
①下図の赤線の部分を、ハサミなどで切り取ります
②下葉を落として、清潔な挿し木用の土に挿します。
半日かげにおき、土を乾かさないように水を与えて管理。
ひと月ほどで新芽が出てきたら、観葉植物用の土に個別に植え替えましょう。
観葉植物パキラの育て方Q&A
最後に、パキラの育て方に関するQ&Aをご覧ください。
ミニ観葉のパキラの育て方は?
ミニ観葉のパキラも多く出回っていますが、これは特に小さい品種というわけではありません。ただ単に、幼い苗なので小さいというだけです。
そのため、ちゃんと育てれば、どんどん大きくなります。育て方は、ここまで記載してきたような、一般的な育て方で問題ありません。
特に注意すべきことは、ミニ観葉はサイズが小さめの鉢に植えてあることが多いため、「株が大きくなったらすぐに植え替えを行う」こと。もちろん、植え替えは春~秋の適期に行いましょう。
100均のパキラを育てるときの注意点は?
ダイソーなど100均で売られているパキラも、育て方は特に変わりません。ただし多くの株が、長く店の中で、日照不足の状態になっています。
そのため、少しずつ陽の光に慣れさせましょう。購入後、いきなり直射日光にあてると、株が弱ったり葉が焼けることがあります。
そこで、次の場所で2~3週間管理ずつ管理して、陽の光に慣れさせます。
- レースのカーテンなどで半日かげの場所
- 窓越しで日があたる場所
その後、ベランダなど室外で直射日光にあてて育ててみましょう。
パキラが枯れる原因は?
パキラが枯れる原因の多くは、次の3点です。
- 根腐れ
- 水枯れ
- 害虫
枯れる原因としては、特に冬に水やりをしすぎたせいでの「根腐れ」が多いようです。冬はほぼ葉水で乗り切りましょう。
またエアコンの風が直接あたると乾燥しすぎるため、置き場所もよく考えることが大切です。
元気がない時の対処法は?
パキラの葉がしおれるなど元気がない場合は、まず前項のような原因を探り、対処法を行います。
根腐れなら、根がほとんど育っていないため、株がグラグラすることで確認できます。時期がよければ植え替えをしましょう。
冬なら水を極力ひかえて、日あたりのいい場所において、春まで待ちます。
水枯れなら、葉の色が悪くなってきます。春~秋なら、鉢土が乾いたところで、たっぷりと水をあげてください。夏と冬は、霧吹きによる葉水も。
害虫は、葉の裏や茎などについていないか確認します。薬剤は害虫によって違いますので、何の虫がついているか確認し(虫嫌いの方にはツライですが)、選びましょう。
幹の根元が膨らんだものと、膨らまないものがあるのはなぜ?
種から育てられた株は幹の根元が膨らみ、挿し木で育てられた株は幹が膨らみません。
また室内で日照不足だと、種から育てても、膨らまないままのびることがあります。春~秋は屋外に出して、十分に日にあててあげましょう。
◆観葉植物の育て方全般でわからないことがあるときは、こちらの記事をご覧ください。
・記事「【観葉植物Q&A】育て方全般の疑問・わからないコトにお答えします」
まとめ:丈夫なパキラを育てましょう
今回は人気の観葉植物 パキラについて基本情報から育て方、増やし方などを解説してきました。置き場所や水やり、害虫など、注意すべき点がわかってもらえたかと思います。
今回の記事を参考に、あなたのパキラを丈夫に育てていきましょう。
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◆「観葉植物の育て方の重要ポイント」は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
・記事「観葉植物の室内での育て方のポイントを解説!」
◆おすすめの観葉植物を知りたい方には、こちらの記事がオススメです。
・記事「育てやすい観葉植物ランキング!」
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所も」
◆「観葉植物の情報全般」は、こちらの記事でまとめています。
・記事「【観葉植物まとめ】育て方のポイント、増やし方などすべて紹介」