
大型の観葉植物がほしいなあ…。育てやすいおすすめ品はどれ?
こういった疑問にお答えする記事です。
部屋にはぜひ大型の観葉植物を置きたいですが、「管理が難しい植物」だと育てるのが大変ですからね。
そこでこの記事では、”育てやすい”大型観葉植物のおすすめ8選を、”室内・屋外・インテリア性が高い”といった項目にわけてご紹介します。
「育てやすい大型観葉植物を知って、部屋で育てたい!」というときは、ぜひご覧ください。
◆観葉植物を育てると「幸せになる・生産性が高まる」など、多くのメリットが。ぜひ、観葉植物のおすすめ通販サイトで購入して、育ててみましょう。
◆「部屋に花が欲しいな」というときは、記事「おすすめ”花の定期便(サブスク)”を紹介」で”おすすめサービス”をご紹介しています。
育てやすい大型観葉植物おすすめ8選!

まずは、育てやすい大型観葉植物のおすすめ8選を、”室内・屋外・インテリア性が高い”といった項目にわけてご紹介します。
(各通販サイトについてくわしくは、記事「人気通販サイト9選」でご紹介しています)
〈おすすめ①〉室内で育てやすい大型観葉植物3選
おすすめの1つめは「室内で育てやすい大型の観葉植物3選」です。
室内で育てやすい大型の観葉植物①:パキラ

ホームセンターで「ミニ観葉植物」としても販売されているパキラ。
金運をもたらす幸運の木と言われ、「発財樹」とよばることもあります。
成長が早く、1年で50センチ以上伸びることも特徴。
芽吹いて成長する力が強いため、太い幹を切ってもすぐに新しい芽がのび、樹高調節が可能です。

乾燥にも強く、日陰で育てることもできるため、初心者さんでも育てやすい点も特徴。
ときどき葉水を与えて、ハダニを防ぎましょう。
◆「パキラの特徴や育て方、増やし方」は、こちらの記事でまとめています。
・記事「人気の観葉植物パキラの育て方!植え替え・水やり・剪定・挿し木の方法も解説します」
室内で育てやすい大型の観葉植物②:ユッカ(青年の木)

とても丈夫で、開店祝いなどのギフトでもよく見かける「ユッカ」。
「青年の木」とも呼ばれます。
日陰にも乾燥にも耐え、冬越し温度は0℃と、とにかく育てやすい。
とはいえ、できるだけ日光浴はさせてあげましょう。


日陰で育って徒長(ヒョロヒョロと伸びること)したときは、切り落として「挿し穂」に使えば、どんどん増やすことができます。
室内で育てやすい大型の観葉植物③:クワズイモ


太い茎の力強さと、矢尻のような大きな葉が特徴の「クワズイモ」。
高温多湿を好み、乾燥した空気と直射日光が苦手です。
葉水を与え、明るい日陰で育てましょう。

そこだけ注意すれば、どんどん育ってくれます。
また元気に育つと、花のような「仏炎苞」を咲かせた姿も見せてくれますよ。
◆上記以外の「おすすめ大型観葉植物」は、こちらでご紹介しています。
・記事「リビングにおすすめの”大型”観葉植物」
・記事「おしゃれな大型観葉植物」
・記事「”珍しい”大型観葉植物ってどんなもの?」
〈おすすめ②〉屋外で育てやすい大型観葉植物3選
おすすめの2つめは「屋外で育てやすい大型の観葉植物3選」です。
屋外で育てやすい大型の観葉植物①:オリーブの木


表面は光沢のある濃緑色、裏面は銀白色をおびた葉をもつ常緑樹の「オリーブの木」。
南ヨーロッパには千年をこえる老樹もあります。
実をつけたい場合には、2種類以上のオリーブの木があるとよいです。

室内でも育てられますが、やはり最適なのは室外での強い日射し。
ただし浅根性で強風に弱いため、屋外におく場合には、支柱などの対策が必要です。
乾燥を好みますが、良好な生育のためには、鉢が乾きすぎない程度は水やりをしましょう。
屋外で育てやすい大型の観葉植物②:ユーカリ

オーストラリア原産で、コアラのエサとしても有名な「ユーカリ」。
ただしコアラのエサは、観葉植物としてのユーカリとはまた別品種です。
日当たりと風通しが好きなので、玄関先で育てるのにピッタリ。

グングン育ちますが、小さいうちは根の張りが浅く、風で倒れることも。
オリーブと同様で、鉢に支柱を立てて育てましょう。
オーストラリアでは、砂漠化がすすんだ地域の緑化のために植えられるほど、乾燥にも強い!
水はけの良い土で、表面が乾いたら水やりするように育ててください。
屋外で育てやすい大型の観葉植物③:アレカヤシ


原産地では10mを超えるほど大きく育つアレカヤシ。
風にそよぐ大きな葉で、南国ムードを出してくれる植物です。
日当たりが良い場所で育てば「全体に黄色みが強くガッチリした姿」となり、日陰で育てば「全体に緑色でやわらかく繊細な姿」と変わってきます。

また水を好む性質のため、春~秋は乾かさないよう十分に与えます。
「水切れ」を起こすと、葉先が傷んで、見た目が悪くなってしまうので気をつけましょう。
〈おすすめ③〉インテリア性が高く育てやすい大型観葉植物2選
おすすめの3つめは「インテリア性が高く育てやすい大型の観葉植物2選」です。
インテリア性が高く育てやすい大型の観葉植物①:ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)


「幸福の木」の名前でよく知られ、人気の品種が「ドラセナ・マッサンゲアナ」です。
自生地では、高さ6m以上の大木!になり、香りのよい花を咲かせるので「ニオイセンネンボク」ともよばれます。

日あたりの良い場所で育てると、葉のストライプがよりあざやかに。
年間をとおして葉水を与えると、美しい葉を保ってくれます。
インテリア性が高く育てやすい大型の観葉植物②:エバーフレッシュ


暗くなると葉をとじる性質をもつ、ユニークな植物の「エバーフレッシュ」。
タンポポの綿毛にも似た花も愛らしく、さわやかな雰囲気で、どんな部屋にも合います。
枯れたようにみえる赤茶の葉が実は新芽で、それがあざやかな緑色に変わっていきます。

成長が早く、大きく育つので、樹形が乱れたらカットして大きさを整えましょう。
太陽が好きなので、できるだけ日あたりのよい場所に置きます。
夏場は屋外でもOKですが、冬は室内に戻します。
◆上記以外の「大型のおすすめ観葉植物や選び方」は、記事「【大型の観葉植物】おすすめはコチラ」でご紹介しています。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「観葉植物」人気ランキング
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「観葉植物」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの観葉植物がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
・Amazon:観葉植物 の 売れ筋ランキング
・楽天市場:観葉植物ランキング
・Yahoo!ショッピング:観葉植物ランキング
ほしい観葉植物が見つかったら、園芸店やネット通販などで探してみましょう。
おすすめの通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
(↑観葉植物の品ぞろえが国内最大級の通販サイトです) - 「自分にピッタリな植物を知りたい」ならAND PLANTS
(↑”パーソナル植物診断”で、最適な植物を教えてくれます) - 「フェイクグリーンがほしい」ならプリマオンライン
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「↑各通販サイトのくわしい情報や、他のおすすめサイトを知りたい!」ときは、記事「観葉植物のおすすめ通販サイト」・「フェイクグリーン人気おすすめ品」をどうぞ!
◆「シーン別のおすすめ観葉植物」は、こちらの記事でご紹介しています。
・大型、初心者向け、枯れない・枯れにくい、吊るすタイプ、土を使わない、虫がわかない・わきにくい
・リビングにピッタリ、玄関にピッタリ、オフィスにピッタリ
「育てやすい大型観葉植物」とはどんな観葉植物?

「育てやすい大型観葉植物」とは、この記事では次のような観葉植物のことを指しています。
- 乾燥に強い(少しくらい水やりを忘れても、すぐには枯れない)
- 耐陰性がある(日陰でもある程度育ってくれる)
- 全体的に丈夫(少しくらい環境が変わっても、すぐには枯れない)
観葉植物は、基本的には丈夫なものが多いですが、なかには「乾燥に弱い」・「耐陰性があまりない」種類も。
とくに初心者さんは、上記の「おすすめ大型観葉植物」から選んでもらうと、枯らせてしまうことが減りますよ。
部屋のどこに置く?大型観葉植物の置き場所

次に、置き場所ごとのおすすめ観葉植物をご紹介します。
明るい場所(窓辺など)のおすすめ観葉植物
窓辺など、明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物(つまり「耐陰性」がない植物)はこちらです。
〈明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物〉
アイビー、アガヴェ、アカリファ、アオキ、アボカド、アロエ、アローカシア、インドゴムノキ、エスキナンサス、ガジュマル、カラジウム、ギヌラ、クラッスラ、クロトン、クワズイモ、コーヒーの木、ゴールドクレスト、コルディリーネ、コルムネア、コンシンナ、サラセニア、シペラス、ジャカランダ、ストレリチア、セダム、ヒポエステス、フェニックス、ブラジルヒメヤシ、ユッカ、ワイヤープランツ
やや明るい場所(リビングなど)のおすすめ観葉植物
リビングなど、やや明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物(つまり「耐陰性」がふつうの植物)はこちらです。
〈やや明るい場所に置くのがおすすめの観葉植物〉
アジアンタム、アスパラガス、アビス、アレカヤシ、アロエ、オリズルラン、カポック、カラテア、カンノンチク、クテナンテ、ゲットウ、ケンチャヤシ、幸福の木、グレープアイビー、シュロチク、シンゴニウム、スパティフィラム、チランジア、ディフェンバキア、テーブルヤシ、トックリラン、トラディスカンチア、ネフロレピス、ハートカズラ、ハエトリグサ、パキラ、ビカクシダ、プテリス、ヘゴ、ペペロミア、ベンジャミンゴム、モンステラ
日陰に強い観葉植物
台所・トイレなど、日陰に強い観葉植物(つまり「耐陰性」がある植物)はこちらです。
〈やや暗い場所に置くこともできる観葉植物〉
アグラオネマ、アナナス類、アフェランドラ、アロカシア、アンスリウム、エクメア、ガジュマル、サンセベリア、シェフレラ、セローム、セダム、ドラセナ・コンシンナ、チャラン、フィカス・ベンジャミナ、ポトス、ポリシャス、ユッカ
前項までとは違って、あえて「やや暗い場所に置くこともできる」としたのは、「耐陰性」がある植物でも日光は必要なため。
ここでご紹介した植物も、できれば前項の「やや明るい場所(半日かげ)」で育ててあげてください。
どうしても「やや暗い場所」で育てるときは、週に1回・数時間は半日かげの場所に置いて、日光にあてましょう。
大型観葉植物の育て方のコツ

次に、大型観葉植物の育て方のコツのご紹介です。
育て方のコツ①:まずは”特性”を調べる
大型観葉植物の育て方のコツ1つめは、「まずは”特性”を調べる」です。
ひとくちに「観葉植物」といっても、その特性はさまざま。
「日なたが好き」・「半日かげが好き」・「鉢土の表面が乾いたら水やり」・「鉢土が乾かさないよう水やり」などなど…。
こういった特性を調べずに育てると、

とりあえず日なたに置いて、毎日水やりすればいいかな?
などだいたいでのお世話となり、高い確率で観葉植物は枯れます。
本やサイトなどで、必ず「置き場所(日あたり)」と「水やりのタイミング」は確認しましょう。
◆観葉植物の特性は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所も」
◆「置き場所の選び方」のポイントは、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の置き場所はどこが良い?選び方のポイントやおすすめ品種も解説」
育て方のコツ②:水やりは”底から出てくる”ほどに
大型観葉植物の育て方のコツ2つめは、「水やりは”底から出てくる”ほどに」です。
水やりをして、鉢土の表面が湿ってくると「まあ、このくらいでいいかな?」と思いがち。

ですが大型観葉植物では、思った以上に水が必要です。

たとえば、こちら↓の「コーヒーの木」は9号サイズのスリット鉢ですが、水は1.2Lほどあげないと底から出てきません。

毎回の水やりが「鉢土の表面が湿るくらい」では、水が少なすぎて、そのうち観葉植物が枯れてしまいます。
底から出るほどしっかり水をあげて、元気に育てましょう。
◆「水やり」のポイントは、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
・記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順」
・記事「観葉植物の水やりに最適な時間帯はいつ?」
育て方のコツ③:樹高が大きくなりすぎたら剪定する
失敗しない大型観葉植物の育て方のコツ3つめは、「樹高が大きくなりすぎたら剪定する」です。
「剪定」とは、植物の枝や茎などを切り落とすこと。
とくに「日なたが好きな品種」では、葉が”窓より高い位置”にあると光が届かず、傷みがちです。
樹高が窓より高くなって、日光があたらないような枝は剪定しましょう。
「育てやすい大型観葉植物」についての疑問にお答えします

記事の最後に、「育てやすい大型観葉植物」についての疑問にお答えします。
〈疑問①〉大型の観葉植物とは?大型の観葉植物のサイズ
大型の観葉植物とは、一般的に「樹形の高さが1mを超える観葉植物」を指すことが多いようです。
とくに決まりがあるわけではありませんが、観葉植物は樹形の高さに応じて、次のように呼ばれます。
樹形の高さ | 呼び方 |
---|---|
20cm以下 | ミニ観葉植物 |
20~40cm | 小型の観葉植物 |
40cm~1m | 中型の観葉植物 |
1m以上 | 大型の観葉植物 |
樹形が大きくなれば、「鉢のサイズ」も大きくなります。
〈疑問②〉「なんの観葉植物かわからない」ときの調べ方は?
たとえば雑誌などをみて、「これはなんの観葉植物だろう?」とわからないときは、スマホのアプリ”Googleレンズ”で調べましょう。

”画像検索”ができるので、操作も「知りたい観葉植物・多肉植物・花の写真や実物に、スマホをかざすだけ」とラクラク。
くわしい手順は、こちらでご紹介しています。
〈疑問③〉「大型観葉植物の育て方」を教えてくれるサービスはある?
「大型観葉植物の育て方をくわしく知りたい!」というときは、オンラインサービスを使ってみましょう。
おすすめは”スキルのオンラインマーケット”のcoconala(ココナラ)。

500円~といった低料金で、園芸業界で長くはたらいた方などに相談できます。
観葉植物の育て方・コーディネートなどのアドバイスを個別でもらえるので、「せっかく購入した植物を枯らせたくない!」という方は、ぜひ利用してみてください。
〈疑問④〉「自分にピッタリの観葉植物」を教えてくれるサービスはある?

自分にピッタリの観葉植物ってどれなんだろう…?
という方におすすめなサービスが、こちらの2つです。
①AND PLANTSの「パーソナル植物診断機能」
まず1つめは、観葉植物オンラインストア”AND PLANTS”の「パーソナル植物診断機能」。
「希望するサイズ」や「部屋の日当たり」など、カンタンな7つの質問に答えるだけで、「自分にピッタリな観葉植物」を教えてくれます。
もちろん、個人情報などは登録する必要はありません(メールアドレスの登録は必要)。

ちなみに僕が診断をうけたところ、結果は「パキラ」でした。

初心者さんなど、「どんな植物を選べばいいかわからない!」というときは、ぜひ参考にしてみてください。
「花言葉」や「飾り方の例」も教えてくれるので、その植物のことをより知ることができますよ。
まとめ:”育てやすい”大型観葉植物で部屋を明るくしましょう
この記事では、”育てやすい”大型観葉植物のおすすめ8選を、”室内・屋外・インテリア性が高い”といった項目にわけてご紹介しました。
ぜひ記事を参考に、”育てやすい”大型観葉植物で部屋を明るくしましょう。

観葉植物のおすすめ通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
(↑観葉植物の品ぞろえが国内最大級の通販サイトです) - 「自分にピッタリな植物を知りたい」ならAND PLANTS
(↑”パーソナル植物診断”で、最適な植物を教えてくれます)
◆「観葉植物の情報全般」は、記事「【観葉植物まとめ】育て方のポイント、増やし方などすべて紹介」でまとめています。
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 上田 善弘・著『園芸「コツ」の科学』講談社
- 書籍 尾崎 章・著『NHK趣味の園芸 観葉植物と暮らす』NHK出版