観葉植物を育てていると、
ちゃんとお世話してたのに、観葉植物が枯れちゃった…。何が原因なんだろ?
ということがありませんか?
植物を枯らさないためにも、原因と対策を知りたいですよね。
そこでこの記事では、観葉植物が枯れる6つの原因と枯らさないための対策、復活させる方法などをわかりやすく解説します。
「枯れる原因と対策を知って、観葉植物をスクスク元気に育てたい!」ときは、ぜひご覧ください。
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観葉植物はなぜ枯れる?6つの原因・理由
観葉植物が枯れる6つの原因・理由は、次のとおりです。
- 水やりの失敗
- 日あたりが強すぎる・なさすぎる
- エアコン・暖房の風にあてた
- 病害虫にやられた
- 肥料の与え過ぎ
- 夏の高温・冬の低温
もし観葉植物が枯れたときは、上記6つのどれにあたるか確認してみましょう。
くわしくは、以下でご紹介していきます。
【観葉植物が枯れる原因と対策1】水やりの失敗
枯れる原因・理由①:水やりの失敗(枯らす原因の8割がこれです)
観葉植物が枯れる原因・理由の1つめは「水やりの失敗」です。
じつは、観葉植物が枯れる原因の8割が「水やりの失敗」と言われます。
水やりの失敗とは、次のどちらか。
- 水をやりすぎる(結果的に「根腐れ」を起して枯れる)
- 水をやらなすぎる(結果的に「水枯れ」となり枯れる)
逆にいえば、水やりをしっかり覚えれば、枯れる可能性がグンと減ります。後述する対策をぜひご確認ください。
「水やりの失敗」の対策:品種ごとの特性を調べて正しく水やりする
「水やりの失敗」の対策は、「品種ごとの特性を調べて正しく水やりする」です。
観葉植物のなかでも、水やりのタイミングは品種によって変わります。
まずはその特性を調べましょう。
そして正しい水やりとは「鉢土が乾いたら、底から流れるほどたっぷり与える」です。
これは夏でも冬でも変わりません。
変わるのは「水やりの回数(頻度)」です。
◆「観葉植物の特性」・「水やりの方法」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所も」
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
◆「水やりのタイミングをつかむ手順」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順を紹介!土の乾きを確認する3つの方法も」
【観葉植物が枯れる原因と対策2】日あたりが強すぎる・なさすぎる
枯れる原因・理由②:日あたりが強すぎる・なさすぎる
観葉植物が枯れる原因・理由の2つめは「日あたりが強すぎる・なさすぎる」です。
「植物=日光が大好き」というイメージがあるためか、直射日光にあてすぎて枯らすことも。
また室内で育てられるからといって、観葉植物に「日光がいらない」わけではありません。
品種にもよりますが、適度な日あたりは必要です。
「日あたり」の対策:品種ごとに適した置き場所を選ぶ
「日あたり」の対策は、「品種ごとに適した置き場所を選ぶ」です。
ここでも、前項と同様で、品種ごとの特性を調べることが大切。
その特性に最適な置き場所に置いてあげましょう。
◆「観葉植物の特性」・「置き場所の選び方のポイント」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の種類と特徴を紹介!育て方のポイントや置き場所も」
・記事「観葉植物の置き場所はどこが良い?選び方のポイントやおすすめ品種も解説」
【観葉植物が枯れる原因と対策3】エアコン・暖房の風にあてた
枯れる原因・理由③:エアコン・暖房の風にあてた
観葉植物が枯れる原因・理由の3つめは「エアコン・暖房の風にあてた」です。
じつは観葉植物は、自然な風は大好き。
室内で育てている場合でも、窓を開けて換気すると、元気に育ちます。
ですが「エアコンや暖房の風」は、カラカラに乾いた冷たい(暖かい)風のため、直接あたると観葉植物は傷んでしまいます。
「エアコン・暖房の風」の対策:置き場所を変える
「エアコン・暖房の風」の対策は、「置き場所を変える」です。
これはカンタンですね。
「エアコン・暖房の風」が直接あたらない場所に、観葉植物を移動しましょう。
ただし移動先も、前項の「置き場所」はしっかり考慮してください。
【観葉植物が枯れる原因と対策4】病害虫にやられた
枯れる原因・理由④:病害虫にやられた
観葉植物が枯れる原因・理由の4つめは「病害虫にやられた」です。
ずっと室内で育てていても、害虫は発生します。
これは鉢土に虫やその卵がいるため。
「室内だから大丈夫」とは思わず、しっかり対処しましょう。
「病害虫」の対策:毎日、葉や茎を見る
「病害虫」の対策は、「毎日、葉や茎を見る」です。
毎日、葉や茎を見ていると、葉の一部が枯れたり、黒い斑点ができたときにすぐ気づけます。
初期の段階であれば、「病害虫」の影響が少なく、薬を使わなくて済むもの。
虫がいたら歯ブラシなどで取り除きます。
病気の葉は切り落としてください。
ただし大量の虫が発生したり、全体に病気が発生したときは、薬を使いましょう。
【観葉植物が枯れる原因と対策5】肥料の与え過ぎ
枯れる原因・理由⑤:肥料の与え過ぎ
観葉植物が枯れる原因・理由の5つめは「肥料の与え過ぎ」です。
肥料を与えすぎると、鉢内の肥料濃度が上昇し、根から水分を吸われてしまいます。
これはキャベツなどに塩をかけると、水分が抜けてシナシナになるのと同じ。
「肥料は万能薬ではない」と覚えておきましょう。
「肥料の与え過ぎ」の対策:元気になるまで肥料を与えない
「肥料の与え過ぎ」の対策は、「元気になるまで肥料を与えない」です。
固形肥料は取り除きます。
そして大量に水やりして、鉢土から液肥の成分を抜きましょう。
◆「肥料のおすすめ品や与え方」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ固形・液体肥料を紹介!選び方や与える時期も」
【観葉植物が枯れる原因と対策6】夏の高温・冬の低温
枯れる原因・理由⑥:夏の高温・冬の低温
観葉植物が枯れる原因・理由の6つめは「夏の高温・冬の低温」です。
暑すぎる・寒すぎる場所では人の具合が悪くなるのと同様で、観葉植物にも耐えきれない気温があります。
真夏・真冬の管理には気をつけましょう。
「夏の高温・冬の低温」の対策:高温・低温になる場所には置かない
「夏の高温・冬の低温」の対策は、「高温・低温になる場所には置かない」です。
高温にはどの観葉植物も耐えられないため、気温30度を越えるような場所は避けましょう。
ただし低温への耐性は、品種によってバラバラ。
霜が降りても平気な品種もあれば、5度以下では越冬できない品種も。
やはり品種の特性をよく確認しましょう。
枯れた観葉植物を復活させる方法はある?対処方法の紹介
次に、枯れた観葉植物を復活させる方法はあるのか、対処方法のご紹介です。
枯れた観葉植物は復活することもある
枯れた観葉植物でも、復活することはあります。
これは葉は枯れてしまっても「根が生きている」ため。
以下で対処方法をご紹介しますので、枯れたからとあきらめず、観葉植物を復活させてみましょう。
◆「枯れにくい観葉植物」は、こちら↓の記事をご覧ください。
・記事「枯れない観葉植物はある?枯れにくい種類も紹介」
対処方法①:鉢から出して根の状態を確認する
まずは、観葉植物を鉢から出して、根の状態を確認しましょう。
このとき茎や葉を痛めないように、全体を逆さにして、ゆっくり鉢を引き抜きます。
対処方法②:根の状態に応じた対処を行う
次に、根の状態に応じた対処を行います。
大きく分けて次の2つになります。
(1)根がくさって黒くなっているとき
根がくさって黒くなっているときは、水のやり過ぎで「根腐れ」を起こしています。
次の手順で対応してください。
- 黒くなった根を切り落とす(必ずハサミを使う)
- 根についた古い土を軽く落とす
- 新しい土を使って植え直す
- 水やりの正しいタイミングと方法を確認して(前述)水やりする
(2)根が乾いているとき
根が乾いているときは、水のやらなすぎで「水枯れ」を起こしています。
次の手順で対応してください。
- できるだけ根にさわらずに、鉢にそのまま植え直す
- たっぷり水を与える
- 鉢土に水がしみこまないときは、バケツに水をはり、鉢のまま水につける(10分ほど)
- 水やりの正しいタイミングと方法を確認する(前述)
(3)根が鉢内でグルグル回っているとき
根が鉢内でグルグル回っているとき(下画像)は、根が育ちすぎて、水がうまく吸えなくなっています。
ひと回り大きな鉢を準備して、植え替えしましょう。
対処方法③:枯れた葉は切り落とす
最後に、枯れた葉は切り落としましょう。
残しても、葉の役割は果たせません。
ただしほとんどの葉が枯れてしまっているなら、少しでも枯れていない部分がある葉を、全体の1/3ほど残してください。
「観葉植物が枯れること」についての疑問にお答えします
記事の最後に、「観葉植物が枯れること」についての疑問にお答えします。
〈疑問①〉”葉先だけ”枯れることがあるのはなぜ?
葉っぱ全体ではなく、葉先だけ枯れることもありますが、その原因はおもに次の2つです。
葉先が枯れる原因と対策①:水枯れを起こしている
葉先が枯れる原因の1つめは、「水枯れを起こしている」です。
前項の対策を参考にしてください。
葉先が枯れる原因と対策②:人が動く導線にあるため、葉先がこすれている
葉先が枯れる原因の2つめは、「人が動く導線にあるため、葉先がこすれている」です。
人が通るたびに観葉植物の葉がこすれていても、葉先が枯れることがあります。
少し奥まった場所に置くなど、こすれないところに移しましょう。
◆「葉先が枯れたときの原因と対策」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の葉先が枯れるのはなぜ?原因と対策、枯れた葉先の対処法を紹介」
〈疑問②〉空間のウイルス除去・除菌を行う「クレベリン」で観葉植物が枯れることはある?
Yahoo知恵袋などで、「クレベリンを置いたら、観葉植物が枯れた」という投稿がありますが、実際に枯れることはあるのでしょうか?
ちなみに「クレベリン」とは、空間のウイルス除去・除菌を行うこちら↓の製品。
僕も冬は「クレベリン」を使いますが、置いたことで観葉植物が枯れたことはないですね。
ただし「クレベリン」の販売を行う大幸薬品の公式ウェブサイトでは、業務用の「クレベリンG」の注意書きで次のように記載。
クレベリンGスティックタイプ 6本用ケース
大幸薬品公式ウェブサイトより
注意(略)
使用(略)
10.動物・植物のそばでは使用しないでください。
植物の近くに「クレベリン」を置くことはやめましょう。
〈疑問③〉観葉植物の葉が枯れるのは風水的にどうなの?
本『運が良くなる!間取りとインテリアのHAPPY風水』によれば、落ちた葉や枯れた葉は”悪い運気”を呼び寄せてしまうのだそう。
そのため、落ち葉や枯れ葉を”こまめに取り除く”ことをすすめています。
風水的には、葉が枯れるのは良くないため、できるだけ取り除いて、良い運気を招き入れましょう。
ちなみに、観葉植物の捨て方として、僕がまえに育苗会社の先輩に聞いて実行しているのが「”ありがとう”と感謝して捨てる」こと。
「緑を楽しませてくれてありがとう」、「悪い運気を和らげてくれてありがとう」と感謝して、捨ててみてください。
〈疑問④〉枯れた観葉植物はどうやって捨てる?
枯れた観葉植物は、残念ですがゴミとして捨てましょう。
なお、枯れた観葉植物を捨てるときは、自治体のルールをよく確認してください。
ゴミの捨て方は、自治体によって大きく違います。
また、土は多くの自治体では収集不可です。
枯れてしまった植物以外の、土・鉢・鉢底石などは、できるだけ再利用してください。
◆「観葉植物の捨て方」は、記事「観葉植物の捨て方を解説!土の捨て方も紹介」でくわしくご紹介しています。
〈疑問⑤〉植物が枯れた原因と対策を教えてくれるサービスはある?
自分で考えても、観葉植物の枯れた原因と対策がわからないときは、オンラインサービスを使ってみましょう。
おすすめは”スキルのオンラインマーケット”のcoconala(ココナラ)。
500円~といった低料金で、園芸業界で長くはたらいた方などに相談できます。
観葉植物の育て方などのアドバイスを個別でもらえるので、「どうしても枯れた原因がわからない」という方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ:観葉植物が枯れる原因を知って、しっかり対策を
この記事では、観葉植物が枯れる6つの原因と枯らさないための対策、復活させる方法などをわかりやすく解説しました。
ぜひ記事を参考に、観葉植物が枯れる原因を知って、しっかり対策をしていきましょう。
観葉植物のおすすめ通販サイトはこちら↓です。
- 「たくさんの種類から選びたい」ならHitoHana
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◆「観葉植物の情報全般」は、こちらの記事でまとめています。
・記事「【観葉植物まとめ】育て方のポイント、増やし方などすべて紹介」
参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 橋詰 二三夫・著『はじめての観葉植物の手入れと育て方』ナツメ社