ウチの観葉植物が大きく育って、鉢が小さくなっちゃった…。植え替えってどうやってやるの?
こうした疑問にお答えする記事です。
「観葉植物には、植え替えが必要」と聞いたことがあっても、正しいやり方まで知っている方は少ないですよね。
そこでこの記事では、”大型観葉植物”2つの植え替え方法をわかりやすくご紹介します。
「正しい植え替え方法を知って、大型観葉植物を元気に育てたい!」というときは、ぜひご覧ください。
”大型観葉植物”の植え替え基本情報
まずは、”大型観葉植物”の植え替え基本情報のご紹介です。
”大型観葉植物”には2つの植え替え方法があります
”大型観葉植物”の植え替えには、大きくわけて次の2つの方法があります。
- 方法①:より大きく育てるために、大きい鉢を使う植え替え
- 方法②:今の大きさをキープするために、鉢の大さを変えずに行う植え替え
一般的に”植え替え”というと、方法①をイメージしますよね。
ですが観葉植物は、放っておけばどんどん大きく育ちます。
そのため大型観葉植物では、方法②を行って大きさをセーブすることも必要。
それぞれの手順は後述します。
”大型観葉植物”の植え替えに適した時期
”大型観葉植物”の植え替えに最適な時期は、”真夏を除く5~9月”です。
5~9月とは、多くの観葉植物がグングン伸びる生長期。
植え替えは、植物にとって”多大なストレスを受ける”作業ですが、生長期であれば根づきも良くなります。
ただし真夏の高温時には、観葉植物も弱りがち。
真夏に植え替えをすると枯れてしまうこともあるので、避けましょう。
◆「植え替えに最適な時期」は、記事「観葉植物の植え替えに最適な時期はいつ?」でくわしくご紹介しています。
観葉植物の植え替えを行うべきサイン
次のような場合は、観葉植物の植え替えを行うべきサインです。
- 水やりをしても、水が土にしみ込んでいかない
- 鉢の底にある穴から、根が出ている
- 株が大きくなりすぎて、倒れてしまう
- 下側にある葉が黄色くなっている
- 茎が垂れる
- 購入してから、2年以上植え替えをしていない
- 葉先が枯れている、新葉の形がおかしい
※「株」とは、観葉植物自体のことを指します。
育てている観葉植物に上記の症状が表れたら、根詰まりの可能性大。
株を鉢からそっと出してみて、根が回りすぎていないか確認していきます。
もし根詰まりになっていたら、次項を参照に植え替えていきましょう。
【実例】コーヒーの木の植え替えサイン
植え替えサインの実例として、ウチのコーヒーの木の症状のご紹介です。
木の先端の新葉が、おかしな形で開くようになっており、上記サインの7に該当しますね。
色もやや黄色がかってます。
水やりを忘れたわけではないため、株を鉢から出してみると、根っこが伸びて鉢底石に当たっている状態。
スリット鉢に植え替えたところ、すくすく育って、5ヶ月後にはこんなに大きくなりました。
水やりに問題がないのに、葉先や新葉が枯れているようなら、根詰まりを疑ってみましょう。
”大型観葉植物”2つの植え替え方法を紹介!
次に、”大きい観葉植物”2つの植え替え方法を紹介します。
①”より大きく育てる”ために大きい鉢を使う植え替えの方法
”大きい観葉植物”の植え替え方法、1つめは「”より大きく育てる”ために大きい鉢を使う植え替え」です。
そのやり方は以下のとおり。
- ひと回り大きい鉢と、「植え替え」に必要な道具をそろえる
- 鉢から根っこ部分を抜く
- 根を軽くほぐし、土を軽く落とし、くっついた鉢底石を外す
- 根が傷んでいたら(黒くなった根)ハサミで切り取る
- 新しい鉢に鉢底ネット・鉢底石・培養土を敷き、株を入れる
- 株のまわりに培養土をつめ、割り箸などで軽くつついて、土を入れ込む
- たっぷり水やりして、2週間~1ヶ月ほどは半日陰で育てる
くわしい手順は、記事「観葉植物の植え替えまとめ」をご覧ください。
②”今の大きさをキープする”ために鉢の大さを変えずに行う植え替えの方法
”大きい観葉植物”の植え替え方法、2つめは「”今の大きさをキープする”ために鉢の大さを変えずに行う植え替え」です。
そのやり方は以下のとおり。
- 「植え替え」に必要な道具をそろえる
- 鉢から根っこ部分を抜く
- 根を軽くほぐし、土を軽く落とし、くっついた鉢底石を外す
- もとの鉢に収まるように、1/3ほど根っこを切る
- 伸びすぎた枝や古い葉を剪定し、植え替え前の2/3ほどに葉を減らす
- 鉢に鉢底ネット・鉢底石・培養土を敷き、株を入れる
- 株のまわりに培養土をつめ、割り箸などで軽くつついて、土を入れ込む
- たっぷり水やりして、2週間~1ヶ月ほどは半日陰で育てる
方法②でのポイントは、「根っこを切ったら、同じ量の葉っぱも切り落とす」こと。
根の量だけが減ると、根から吸い上げる水分が、葉っぱからの蒸散に追いつきません。
その結果枯れることもあるため、葉を減らすことも忘れずに行いましょう。
植え替えのくわしい手順は、記事「観葉植物の植え替えまとめ」をご覧ください。
「大きい観葉植物の植え替え」についての疑問にお答えします
記事の最後に、「大きい観葉植物の植え替え」についての疑問にお答えします。
〈疑問①〉大きい観葉植物の植え替えは何年ごとにやるべき?
大きい観葉植物の植え替えは、2~3年ごとにやることをオススメします。
とはいえ、鉢のサイズや植物の生長の速度などによって、植え替えのタイミングは変わるもの。
前述の「植え替えサイン」を覚えておき、その症状が出たら植え替えてみましょう。
〈疑問②〉観葉植物を大きく育てるために必要なことは?
観葉植物を大きく育てるために必要なことは、次の3つです。
たとえ「日陰でも育つ」という種類でも、”まったく太陽に当てなくていい”ということはありません。
「レースのカーテン越し」など、それぞれの植物に適した強さの光を、できるだけ与えましょう。
〈疑問③〉「観葉植物の植え替え方法」を教えてくれるサービスはある?
「観葉植物の植え替え方法を、もっとくわしく知りたい!」というときは、オンラインサービスを使ってみましょう。
おすすめは”スキルのオンラインマーケット”のcoconala(ココナラ)。
500円~といった低料金で、園芸業界で長くはたらいた方などに相談できます。
観葉植物の育て方・コーディネートなどのアドバイスを個別でもらえるので、「せっかく購入した植物を枯らせたくない!」という方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ:正しい植え替え方法を知り大型観葉植物を元気に育てましょう
この記事では、”大型観葉植物”2つの植え替え方法をわかりやすくご紹介しました。
ぜひ記事を参考に、正しい植え替え方法を知って、大型観葉植物を元気に育てましょう。
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参考文献
この記事では、下記の書籍を参考にさせて頂いております。
- 書籍 杉井 志織・監修『はじめよう!観葉生活』主婦の生活社