観葉植物の育て方を調べたけど、情報が多すぎて、何に気をつければいいのかわからない…。
このように困っている方はいませんか?
そこでこの記事では、観葉植物を室内で育てるときのポイントを、”水やり・置き場所・土選び・肥料・風通し”の5つにまとめて、それぞれわかりやすく解説します。
「観葉植物を育てるうえでのポイントを、簡潔に知りたい!」というときは、ぜひご覧ください。
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観葉植物を室内で育てるときの大切な5つのポイント
まずは、観葉植物を室内で育てるときの大切な5つのポイントがどんなものか、ご紹介します。
植物の”生長に不可欠”なモノ3つと、あると”より生長する”モノ3つ
”大切な5つのポイント”の前に、植物の”生長に不可欠”なモノ3つと、あると”より生長する”モノ3つはこちらです。
- 植物の”生長に不可欠”なモノ3つ
①温度 ②水 ③光 - あると”より生長する”モノ3つ
①風通し ②湿度 ③肥料
観葉植物を育てるときは、「この6つが満たされているか?」を考えると、うまく育ってくれます。
ただし観葉植物の種類によって、それぞれ必要な量は別です。
新しく観葉植物を購入したときは、本やウェブサイトなどで、上記6つについてどのくらいの量が必要かを調べましょう。
観葉植物を室内で育てるときの大切な5つのポイント
観葉植物を室内で育てるときの大切な5つのポイントは、次のとおりです。
- 水やり
- 置き場所
- 土選び
- 肥料
- 風通し
見てわかるとおり、この5つは前述した「植物の”生長に不可欠”なモノ3つと、あると”より生長する”モノ3つ」を観葉植物に与えることとなります。
次項からは、大切な5つのポイントをくわしく解説していきます。
【観葉植物の室内での育て方のポイント1】水やり
観葉植物の室内での育て方、まず1つめのポイントの「水やり」についてご紹介します。
◆「水やりのタイミングをつかむ手順」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物の「水やりのタイミング」をつかむ手順を紹介!土の乾きを確認する3つの方法も」
[水やり①]大原則は「土が乾いたらたっぷりと」
観葉植物の水やりの大原則がこちら。
- 土の表面が乾いたら、
- 鉢の土全体に水が行き渡るようにまんべんなく、
- 鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと与える
これはアジアンタムのような多湿を好む植物でも、乾燥を好む多肉植物でも変わりません。
よく「『冬は控えめに』とあったから、表面にさっと水やりしていた」という方がいますが、これはまちがい!
「控えめ」とは水やりの回数(頻度)のことで、水やりで与える水の量はいつでも、どんな植物でも変わりません。
◆「水やりの方法やおすすめの道具」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「観葉植物の水やりにおすすめの道具はコチラ!水やり方法も紹介」
・記事「おしゃれで使いやすいおすすめじょうろを紹介!」
・記事「観葉植物におすすめのおしゃれな水差しはコチラ!」
[水やり②]季節ごとのポイント
同じ品種でも、季節によって水やりの頻度はかわります。
品種の特性(多湿を好む、乾燥を好むなど)とあわせて確認して、最適な水やりをしてあげましょう。
観葉植物の春の水やり
春は気温が上がって、植物は成長をはじめます。
鉢土の表面が乾いていれば、水やりしましょう。
観葉植物の夏の水やり
夏は気温が高いことと、植物の成長が旺盛になることで、鉢土はどんどん乾きます。
できれば朝と夜に確認して、表面が乾いていれば水やりが必要です。
観葉植物の秋の水やり
秋になって気温が低下するとともに、植物の成長もゆるやかになります。
春・夏に比べ水やりの頻度は下がりますので、表面が乾いたかをしっかりチェックして水やりしましょう。
観葉植物の冬の水やり
冬は植物が休眠期間に入るため、乾かし気味にします。
(つまり「水やりの回数が少なくてよい」ということです)
ただし暖かい部屋の中で成長している植物には、しっかり水やりをしましょう。
[水やり③]霧吹きで効果的に湿度を与える”葉水”も重要
梅雨〜夏にかけては高温多湿になりますが、それ以外の季節は乾燥します。
ですので、霧吹きで効果的に湿度を与える”葉水”も重要です。
とくに、夏の冷房や冬の暖房機器をつけているときに葉水は必須。
ただし、冬の葉水は日中だけにして、気温が下がる夕方には水分が乾くよう心がけましょう。
◆「葉水を行う理由と効果的なやり方」は、こちらの記事でご紹介しています。
・記事「効果的な”観葉植物への葉水”のやり方を紹介!」
【観葉植物の室内での育て方のポイント2】置き場所(光・温度・湿度)
観葉植物の室内での育て方、2つめのポイントは「置き場所」です。
「光・温度・湿度」というポイントから、最適な置き場所を見てみましょう。
◆「観葉植物が枯れる原因と対策」は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
・記事「観葉植物が枯れる理由とは?枯らさない対策、復活させる方法など解説」
[置き場所①]植物に適した光があたる場所に置く
多くの観葉植物は直射日光を浴びなくても育ちますが、まったく光があたらなければ育つことはできません。
品種によって好む光の量がちがいますので、最適な場所におくことが大切です。
たとえば、アジアンタムなど熱帯多雨林に生いしげった大樹のかげに自生する植物は、やわらかい木漏れ日を浴びて成長します。
このような場所を「半日陰」と呼び、室内ではレースのカーテン越しに太陽光があたる窓辺に相当します。
またヤシのように高くのびて太陽光線をいっぱいに浴びて育つ品種では、室内でもガラス越しの直射日光があたる環境を好みます。
[置き場所②]冬の温度・湿度に気をつける
置き場所で、光のほかに気をつけたいのが温度と湿度。
多くの観葉植物が室温10〜30℃、湿度40〜50%前後の場所でよく育ちます。 そのため冬の寒さは禁物です。
冬は暖房器具や加湿器を利用して、管理しましょう。
現在では建物の気密性が高まっていますので、冬は暖房をつけているリビングに置けば、特に高温を好む品種以外は問題はありません。
ただし夜間はかなり温度が下がります。
特にガラス窓の近くは温度が下がるため、厚いカーテンを閉め、窓からは離しておきましょう。
また、エアコンや暖房の風が直接あたる場所に植物を置くことも厳禁です。
【観葉植物の室内での育て方のポイント3】土選び
観葉植物の室内での育て方、3つめのポイントとして「土選び」をご紹介します。
[土選び①]初心者には市販の培養土がオススメ
植物は土に根をはり、土から水や養分を吸収します。
鉢に植えられた植物は限られた量の土で生きていかなければならないため、土選び・土作りはとても大切。
はじめて観葉植物を育てるときには、市販の専門用土をつかうと便利です。
観葉植物用にブレンドされた用土なら、手軽にそのまま使用することができます。
ここで注意ですが、庭がある場合でも、庭の土をそのまま観葉植物に使うのはやめましょう。
その品種に適さない性質であることが多く、病害虫が潜んでいる可能性もあります。
◆観葉植物の土選びは、こちらの記事でくわしくご説明しています。
[土選び②]ハイドロカルチャーとは?
ハイドロカルチャーとは、土の代わりに発泡煉石(はっぽうれんせき)に植物を植えて、器の底に少量の水をためて栽培する方法です。
土を使わず衛生的で、鉢底穴がない器を使うために、壁面や飾り棚、キッチンなどに置くことができます。
ただし、1年ほどはこの状態で育てることができますが、植物にとっては最適という環境ではありません。
家庭では、その植物に必要な栄養分や空気の量を把握して補給するのが難しいためです。
より長く育てたい場合には、それぞれの植物に適した用土で、適した大きさの鉢に植え替えることが必要となります。
【観葉植物の室内での育て方のポイント4】肥料
観葉植物の室内での育て方、4つめのポイントは「肥料」です。
[肥料①]肥料の三大要素
植物の成長に必要な成分として、肥料に含まれている要素とその効果は次のとおり。
- 窒素(N):葉を茂らせる
- リン酸(P):花を咲かせる
- カリウム(K):根の発育を促進する
市販の肥料の袋には「7-4-4」や「0-6-4」といった数字が記載されていますが、これは「N-P-K」の成分量の割合を示しています。
観葉植物は葉をしげらせたいため、Nが多い肥料を使用することが多いです。
[肥料②]固形(緩効性)肥料と液体(速効性)肥料
肥料には次の2つの種類があります。それぞれの特性を理解して、適正に使用しましょう。
観葉植物の肥料の種類1:固形(緩効性)肥料
一度植物にあたえると、1ヶ月など長い期間、ゆるやかに効き続ける肥料です。
固形と粒状があり、鉢土のうえにおいたり、土に混ぜたりして使います。
観葉植物の肥料の種類2:液体(速効性)肥料
緩効性肥料よりも、効き目がすぐにでる肥料です。
水にうすめて使うタイプと、そのまま使うタイプがあります。
◆「観葉植物の肥料の種類や与え方」は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
・記事「観葉植物のおすすめ固形・液体肥料を紹介!」
【観葉植物の室内での育て方のポイント5】風通し
観葉植物の室内での育て方、5つめのポイントは「風通し」です。
[風通し①]光合成を助け、病気や病害虫の予防にも
観葉植物の育てるうえで、意識する方は少ないと思われるのが「風通し」。
ですが「風通し」には、光合成を助け、病気や病害虫の予防にも役立つという効果があります。
できるだけ窓を開けるか、それがムリならサーキュレーターで空気を循環させましょう。
まとめ:ポイントをつかんで、観葉植物を室内でも元気に育てましょう
この記事では、観葉植物を室内で育てるときの大切なポイント4つ〈水やり・置き場所・土選び・肥料〉と、室内でも育てやすいおすすめ品種まで解説しました。
ぜひ記事を参考に、ポイントをつかんで、元気な植物を育てていきましょう。
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◆「観葉植物の情報全般」は、記事「観葉植物まとめ」にまとめています。